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専門用語は無理して使わなくても大丈夫!、説得力のある事業計画書の作り方|行政書士阿部総合事務所

June 16, 2017
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約 3 分

 

様々な業種業態の企業の経営者様が作成される事業計画書をブラッシュアップするお仕事をさせて頂いております。

融資を受けることもなく、補助金・助成金を申請することもなく、事業パートナーと連携を組む必要もないのであれば事業計画書は作る機会がほとんどないでしょう。

私が自分自身の事業計画書を初めて作ったのは、サラリーマンを退職して行政書士として独立してから。

それまではクライアントさんの事業計画書に触れる機会が多くありました。

 

 

 

初めて事業計画書を書かなければならない状況になったとき、よくこう思われる方がいらっしゃいます。

良い事業計画書を作るには、専門用語をたくさん知らなければならない。

 

ドメイン、アライアンス、アクションプラン、コアコンピタンス

マーケティング関連の難しいカタカナ用語は探そうと思ったらいくらでもあります。

もちろんそれは日本語で意味するところを簡略化して伝えるという意味では確かに有用。

ですが、事業計画書にカタカナのマーケティングの専門用語を多用するべきかは疑問だと私は思っています。

 

というのも、事業計画書を読む側、事業計画書を受け取る側ですね。

専門用語をバッチリ使ってよく勉強しているなあ、この事業者だったら大丈夫だろう。

と、思ってくれないからです。

専門用語を使っていれば、共通理解が早まるというだけで、それを使っていることイコールこの事業者はプラス評価!、とはなりません。

 

事業計画書は、文字どおり、「事業」の「計画」を「」面にしたもの。

最も大切なのは、当然ですが、事業の中身であり、計画の具体性、確実性といったもの。

 

読み手のアタマにすっと入っていくような平易な言葉を使って簡潔にまとまる。

これを良い事業計画書を作るときに心がけて欲しいと思います。

 

本日も新しい事業者様と一緒に事業計画書のブラッシュアップを行います。

このお仕事に携わっていて意義を感じるのは、それぞれの事業者様の思い描くミッションやヴィジョンを事業によって実現するにはどうしたら良いのか?、といったことを一緒に考えることが出来ること。

この社会には様々な問題があって、それをどこから手を付けるかという問題でもあるのですが。

例えば、企業という組織は、一旦成立した以上、可能な限りを永続したほうがいい。

組織を構成するのは一人ひとりの人間です。

その一人には、日々の生活があり、生活を守るため、より良い生活を送るためには企業の成長が欠かせません。

つまり、企業の成長をご支援するということは、廻りまわって、人のより良い生活を維持成長させるお手伝いをしていることに他ならないのです。

 

私は地域の高齢者の補助人にも就任していたり、就労移行支援事業所のグループホーム運営委員をしておりますが、それは人の幸福に直接アプローチするお仕事です。

企業のご支援とは少し違ったアプローチですが、目指すところは人々が活き活きと輝く社会を創出することのお手伝い。

その点では同じなのですよね。

解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭

※左が私です

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。