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『227時間残業 過労死の悲惨さ』どうしても自分以外のサポートが必要になる。|行政書士阿部総合事務所

August 6, 2015
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約 4 分

 

 

いつまで経っても消えることのない過労死の報道

やるせない気持ちになりますね。

おはようございます。

週末相続トレーナー行政書士阿部隆昭です。

 

 

「働きすぎは心も体も壊す」 月227時間の残業で「過労自殺」した青年の母親が訴え

「働きすぎは心も体も壊す」 月227時間の残業で「過労自殺」した青年の母親が訴え (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース「働きすぎは心も体も壊す」 月227時間の残業で「過労自殺」した青年の母親が訴え (弁護士ドットコム) – Yahoo!ニュース

 

「成果を求めるあまり、会社は、社員が働きすぎていても、おかまいなし。社員への安全配慮を怠った結果、最悪の結果になりました。裁判は全面的に勝訴しましたが、納得いくはずもありません。上司からパワハラも受けていたので、謝罪を求めましたが、拒否されました」

 

厚生労働省が定める「過労死ライン」によると、基準となる残業時間は月80時間

この方の残業時間は月227時間

8時間労働で30日間、毎日働いたとして月240時間であることからすると、残業が月227時間というものが恐ろしく過酷なものだったことが想像されます。

 

厚生労働省の「こころの耳」といった労働者向けのWEBサイトもありますが、メンタルがおかしくなってしまうともはや冷静な判断が難しくなりますので、支援の手があることさえ気づくことがなくなってしまう。

 

こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(うつ病・自殺対策を含む)|厚生労働省:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(過労死・自殺対策を含む)こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(うつ病・自殺対策を含む)|厚生労働省:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(過労死・自殺対策を含む)

 

 

 

難しいですよね。

私が知っている取引先の企業の従業員でそうなってしまった人は、地方から東京に出てきて一人でお仕事をしていたために気付いてあげられるようなご家族も側にいることがなかったんです。

女性では珍しい総合職。

男性並みにバリバリと働くことを周囲から期待され、また自分自身もそういった責務を課していて。

頑張っているなあと、思いながら一緒に客先に行ったりしたのは、再び彼女を見かける三年ぐらい前。

 

夢遊病のようにふわふわとした感じで勤め先企業の周りを歩く彼女に声を掛けることが出来ませんでした。

後々、その企業の別の方に聞くと、彼女はずいぶんと前から長期休暇に入っていたらしく、何かの手続きのために立ち寄ったのではないかということでした。

もう、なんといいますか、残念で仕方ありませんでした。

 

 

今現在、メンタルの悩みを抱えている方がもしいらっしゃったら、こういったストレスチェックもあります。

 

5分でできる職場のストレスチェック|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(自殺対策を含む)5分でできる職場のストレスチェック|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(自殺対策を含む)

 

 

 

 

心の問題は、人の目に見えるわけではないですし、メスを使って患部を取り出してスッキリ!といったことにもならない。

「セルフケア」といったような、”自分のことは自分で気をつけて生活しましょう”、といったところで、忙しい日々は毎日続いているでしょうし、疲れた帰って横になったらまた次の日。

こんな生活をしていたら、これはもう、セルフケアなんて無理。

セルフケアを出来る人は、言うならセルフケアが必要のない人。

だって、セルフケアに気を配るほど、まだ心の余裕があるっていうことですし。

本当に、今現在、困っている人に対しては周囲の手助けがどうしても必要になる。

そんな気がします。

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。