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『イベントを開催しよう!』←どこに気を配る?|行政書士阿部総合事務所

November 19, 2014
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約 6 分

 

こんにちは。

ごく最近、あるイベントに参加してきました。

 

ある私塾で学んだ人の成果をアウトプットする場なのですが、「祭り」というタイトルになってましたし、参加をフリーで募っていましたし、観たいイベントもあったので参加してみました。

 

前職でイベントを開催していたときに気をつけていたことは、いかにフリーで参加者を長時間回遊させるかということ。

もちろん動線にも気を配りましたし、休憩スペースを確保し、案内役にもお客さんの動きに最大限注意するようにしていました。

 

今回の祭りで感じたことと過去の経験からイベントを開催するときに「ココがこうだったら良かった」という点をまとめてみます。

もちろん、内輪での発表会的な性質のものでしたら、こんなこと考慮する必要はなく、自由にやってオッケーですね。

 

 

もっと、主催者側からの仕掛けがあると良かった。

あえて気をつけなくても、神社のお祭を考えてもらえばいいですよね。

お祭りって、参加者がぶらぶら歩いていると、イベント主催者のほうから声をたくさん掛けてくれて、

「こっちの商品はすごいから見ていって」

「これマジ美味しいから食べてってよ」

的なアプローチがあると参加者から何もアクションをしなくても自動的に楽しめます。

 

自分で楽しいことを探す必要がない。

オファーに対してイエス・ノーの選択をするだけだから楽です。

でも、お祭りってそういうものじゃないですか。

探そうと思っていなくても楽しい物や楽しそうな出来事が自然と目に飛び込んでくる!

お友達や主催者との楽しい会話をしながら、食べたいものがあったら買ってみる、やりたいものがあったら試してみる。

もう、なんだか当たり前過ぎますが。。

 

 

もっと、会場が広かったら良かった。

狭い!、WEBを通してフリーで参加者を募っている割には狭すぎる会場。

これ、大挙して来ちゃったらどうするの?と玄関入って心配してしまうぐらい。

お客さんの休憩スペースもない。

 

一軒家をまるごとレンタルなのですが、加山雄三クラスの家ではなくって、まあ普通の2階建ての戸建てです。

元々、住まいとして設計されているのでしょうから、当然、間仕切りが満載です。

その中に、点々と主催者の展示スペースがあるので、わかりにくいし、何より狭いので長時間滞在しにくい。

 

狭いために、フリーで遠目にチラ見して良さそうだったら立ち寄るって感じでいることができない。

ケータリングOKのフツーのだだっ広いレンタル会議室を借りて、そこに陳列してくれたほうがお客さんとしては見やすいし、楽しめるし、気軽に主催者とも話しができる。

私は、たまたま一部の主催者の方と顔見知りだったし、案内の女性の方も気も遣っていただいたのでそれほど苦痛は感じませんでしたが。

ブログだけを読んで、ちょっと行ってみるかと思った方の感想、正直な感想はどうだろう。

狭かったなあ、っていうのが一番にきそうな気がする。

 

 

もっと、主催者とお客さんとの区別がハッキリしていたほうが良かった。

お客さんを楽しませる、っていうことと同じですが。

私らが伺ったときには、ちょうどある方の撮影会が会場の片隅で行われており、たくさんのカメラマンさんがそれに参加していました。

主催者のイベントに、主催者が参加している状況です。

いや、別に内輪の発表会的なものだったらいいのですが、お祭りというと、この状況はどうなのかなと。

 

何をしていいか分からず、回遊するほどのスペースのない会場で、

””オレたち何しに来たの?、これお祭り?、どこに居ればいいの?””っていう感想を持たれしまうのも正直なところなのかなと。

 

自分がもしこの場でプレゼンをしようと思ったら、お客さんには全力でアプローチしに行く。

だって、そのための場ですもん。

せっかく苦労して開催にまでこぎつけたのにもったいない。

自分のやっていることや、商品やいろんなものを持ち帰ってもらう。

もったいないじゃないですか、客がここにいるのにアプローチしないなんて!

 

お客さんがゼロのときだったら全然OKなんですよ。

でも、イベント開催していて、お客さんが来たのが分かったら、一斉に自分の持ち場に戻って売り込んだり、仕事したりしてますよね。

それと、おんなじです。

お客さんがいるのに、主催者同士で固まっているというのは、主催者側にそのつもりがなくても、お客さんから「内輪の会か」、そう見えてしまう。

そんな風に思いながら、ある写真家さんのポストカード売り場を見ていたら、その方から声をかけてくれたのは嬉しかった。

そうそう、主催者の作品もそうですけど、WEBでしか分からないブログ主の方と直接お話しできるのもの楽しいですし。

 

 

でも、この状況。

フリーのイベントで、フラッと立ち寄っただけの人だったら、この段階で間違いなく帰られちゃってます。

 

イベントで、帰られちゃったらすべておしまい。

お客さんに何かを持ち帰って欲しいために開催するのがイベントですよね。

それは何だっていいわけですよ。

楽しい経験だったり、美味しい食べ物だったり、癒しの雰囲気だったり。

 

「このイベントつまんないな」って思われたら、それをプレゼンする機会さえ失ってしまう。

お客さんに居心地がいいなって思ってくれないと、長居してくれない。

長居してくれないと、何も参加してくれない。

 

ほら、お祭りって、そこにいるだけで楽しいから、あっという間に夜中になっちゃうじゃないですか。

”あー、今日のイベント楽しかったよね。”

”美味しいもの食べられて良かったよね。”

”いい経験できたよね。”

って話しながら帰ってもらえるようになれば一番いいんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。