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『電話相談』よりも、『時間を決めてするメール相談』のほうがいい理由|行政書士阿部総合事務所

May 18, 2015
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約 7 分

 

昨晩は、あるお客様と遅い時間に相談を受けていました。

メールのやり取りでの相談だったのですが、時間を決めてお互いにオンラインになっていれば割りと蜜に相談することが可能です。

チャット機能のような感じでお話しできれば、実際に目の前にいるのとそう変わりません。

もちろん、表情や言葉のニュアンスなどが捉えられない不自由さは残ります。

 

それでも、相談したいその時を逃さず相談できるというのは強力なメリットになります。

 

自分のことを振り返ってみて思うのですが、こういった経験はありませんか?

”相談したいときにしかるべき相談が出来ないと、もうどうでもよくなってしまう。”

 

どうでもよいといいますか、

”今、相談しなくてもいいかな”

とか

”また、今度にしよう”

など。

 

本当に緊急性の高いものじゃないと、人間、後のばしにしてしまう”動物”なんです、きっと。

なので、相談したいときに相談できる仕組みってとっても大切だと思います。

 

Facebookのメッセージ機能でもいいかなと思うのですが、長文のやり取りがしづらいのと、一覧性も低いですし、履歴を保存するのも手間がかかります。

連絡事項などの短文のやり取りははFacebookが圧勝なのですが、こと相談となるとメールのほうに軍配があがります。

 

一般にメール相談といいますと、一方通行になり、内容もまた薄いものになりがちです。

というのも、電話と違い、メールは相手の時間を束縛しないのが最大のメリット。

 

かかってきた電話には否が応でも応対しなければなりませんが、届いたメールについての返事は後で時間が作れたときでいい。

 

そう考えますと、お互いに時間を決めてメールで相談するというのは、電話の使い方と同じとも言えますね。

例えば、夜の10時から30分と約束した時間内はパソコンの前に座っていなければいけません。

 

だったら、”電話してしまったほうがいいのでは?”と思われる方もいるでしょうね。

 

『電話相談』と違って、『時間を決めてするメール相談』のメリットは二つある

そう考えています。

一つは、

履歴が残る。

これは相談者にしても、相談を受ける方についても同じようにメリットがあります。

相談のメールをやり取りする中で、ちゃんと結果の積み上げができるのです。

要するに、相談にムダが生じにくい。

言葉でしたら同じことを何度か繰り返してしまうなんて日常もよくあることですが、それがメールですと起きにくい。

 

 

もう一つは、

メールを作りながら考えが整理できる

これ、大切です。

言葉は、整理をせずとも脳の指令にしたがって後から後から湧き出てきます。

メールは、湧き出てくる考えを一旦、頭の中で整理して文字として吐き出す行為です。

分かりやすいように伝えようと思って文章を工夫することでも、結果的に考えを整理することが出来ます。

 

 

では、反対に、『時間を決めてするメール相談』のデメリットを考えてみます。

一つは、

文章を作るのが苦手な人にはむずかしい。

パソコンを使って文章を作るのが苦手な人、そもそも文章を作るのが苦手。

二つの苦手があると思います。

文章自体は好きなのですが、”パソコンのタイピングのスピードが遅いから無理”と仰る方もいらっしゃいました。

普段からパソコンに触れていたり、仕事でパソコンを扱っている人ではないと時間内に数通のメールをやり取りするのが難しい場合があります。

 

もう一つは、

相談内容によってはメールが不向きなことがある。

事例はいくつかありますが、わかり易い例を一つだけあげますと、相談の前提となる事実が複雑過ぎる場合。

具体的には、複雑な相続関係を踏まえたうえでしか回答出来ない場合。

その人の権利や義務が生まれたり消滅したりする可能性があることは、相談を受けるこちら側としてもおいそれと回答することが出来ないのです。

考えられる前提をヒアリングしたうえでするアドバイスを、メールですることは現実的ではありません。

 

 

以上のように、『時間を決めてのメール相談』をするにあたっては、相談内容などを選ぶことになるのですが、それでもやっぱりメリットはたくさんあります。

何度も私が相談を受けさせているものに、『週末相続ノート』の作り方の相談があります。

書き方もそうですが、自分の財産や負債の調べ方などを回答させていただく例が多いですね。

直接の権利義務にも関係することもないですし、細かい前提事項が問題となることもほとんどありません。

しかし、専門職ならでは経験に基づくアドバイスをすることはもちろん可能です。

市販のエンディングノートの書き方の相談も多いですね。

私自身はお客様がお持ちのものと同じノートを持っているわけではありませんが、書き方が分からない分野だけ教えてもらえば書くべき事柄をお教えすることは出来ます。

 

『時間を決めてのメール相談』をご希望の方は、まずはこのホームページにある「お問い合せはこちら」ボタンからお問い合わせください。

まずは、メール相談の具体的な進め方から打ち合わせをさせていただくことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。