2026年7月14日更新
裏紙は、表面に個人情報・取引情報・未公開情報が含まれる可能性があるなら再利用しない方が安全です。一枚ずつ内容を確認する運用は、判断ミスと確認コストが積み重なります。当事務所では、ミスプリントを含め、業務で発生した用紙は原則として裏紙利用せず、適切に廃棄しています。
裏紙利用で起きやすい問題
- 外部へ持ち出される:打合せ資料やメモとして使用し、裏面の情報が相手に見える
- 複合機に残る:再印刷やFAXで紙詰まり・向き間違いが起き、意図しない情報が出力される
- 机上で混ざる:必要書類とメモ用紙の区別がつかなくなる
- 廃棄先を誤る:機密情報のある紙が一般ごみや資源回収に入る
「再利用できる紙を選ぶ」より、原則を決める
裏紙を使うたびに「この紙は大丈夫か」と判断する運用は、担当者によって基準が変わります。顧客情報、従業員情報、契約内容、申請書、見積書、メール、会議資料などが印刷される職場では、業務用紙は裏紙にしないという原則の方が実行しやすくなります。
個人情報保護委員会のガイドラインも、個人データの漏えい等を防ぐため、必要かつ適切な安全管理措置を講じることを求めています。裏紙の全面禁止が法律上すべての事業者に一律で義務付けられているわけではありませんが、情報の種類と業務実態に応じて、紙文書の利用・保管・廃棄ルールを定めることが重要です。
紙文書の簡単な運用ルール例
- 業務で印刷した紙は原則として再利用しない
- 不要になった機密文書は放置せず、専用ボックスへ入れる
- シュレッダーまたは溶解処理など、内容を復元しにくい方法で廃棄する
- 外出時は必要な文書だけを持ち出し、帰所時に確認する
- 例外を設ける場合は、対象と責任者を明文化する
コスト削減は大切ですが、情報漏えいが起きたときの信用低下や対応コストとは比較になりません。紙一枚の扱いも、情報管理体制の一部として考えます。
一次情報:個人情報保護委員会「安全管理措置」
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