JR十条駅から徒歩4分ほどの距離にある、篠原演芸場。
何度か前を通りかかったことはありますが、実際に入ってみたのは初めてです。
二階席もあるようなので、200席ほどでしょうか。
リクライニングの効く座椅子席がほとんどで、事前に予約も出来ました。
3月26日の夜の部の最前例。
当日は、「劇団美松」さんという劇団。
1ヶ月に1回、劇団が入れ替わるようです。
入場の仕方から館内のお作法まで何から何まで初めてで、異世界に入り込んだようで楽しい。
篠原演芸場の名物らしい、おにぎり(一つ150円)も頂きました。
作りたてのようで温かくて旨い!
館内ではアルコールも販売しており、缶ビールのレギュラー缶が350円、ロング缶が500円でした。
ハイボールとかチューハイもあり、飲食関連はかなり充実していますね。
三時間半の長丁場ですが、前半が演劇、後半が歌謡ショーになっていました。
前半後半の間に15分程度の休憩?があり、その時間を狙ってお手洗いとか食事をする方々が多いようです。
後半、その日は「しいたか。」さんという歌い手の方がメイン。
沢田研二の”勝手にしやがれ”、大黒摩季の”熱くなれ”、郷ひろみの”二億四千万の瞳”など、往年のビックヒットを熱唱。
盛り上がりましたね
観劇中は撮影録画がNGらしく、最後に撮影タイムが。
これほどのエンターテイメントが料金2000円で楽しめるのは素晴らしい。
後ろの席の女性に教えていただいたのですが、全国に300ぐらいの劇団があり、なかなか厳しい世界のようです。
人気劇団ではないと”箱”からお呼びがかからないらしく、劇団としても集客に一生懸命なんだそう。
”集客”と聞くと、どうしても仕事柄、マーケティング目線で考えを巡らせてしまいます。
今日だけのことはわからないのですが、男性よりも女性が圧倒的に多い。埋まっているのが180席とすると、パッと見、男性は私含めて4名。なので、女性が98%。
ターゲット顧客の性別としては、男性は”無視”してもいいかもしれません。
さらに、年齢層は、おそらく50代以上と思われます。
固定客となってもらって、毎日足を運んでもらうためには、顧客満足を与え続ける必要があります。
全く知らない、今日初めて知った世界ですので、なるほどなあと会場を後しつつ考えみました。