資金調達と外国人雇用に強い行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

なるほど!「一人ビジネスでもソーシャルメディアポリシーを定めたほうが良いのでしょうか?」|行政書士阿部総合事務所

February 14, 2017
約 6 分

サービス概要

補助金申請サポート

新事業進出補助金・ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金、創業助成金など、御社の経営改善・業績向上実現の視点から最適な補助金助成金を提案。事業計画立案から申請書類作成、採択後フォローまで対応します。オリジナルサービスも活用し、他にはない支援を実行しています。

LDAM無料診断
(LinkDrive by Abe Method)

カスタマイズしたAIと専門家の知見を融合した独自フレームワーク「AI経営支援型・補助金ナビ&コンサルティングサービス」。自社にとって正しい判断を導き、具体的な戦略の提案をオンライン診断でレポート化します。

創業・起業支援、セミナー講師

ビジネスアイデア構築から事業計画書策定、資金調達(創業融資や創業助成金等)、人材育成、会社設立・許認可取得までトータルサポート。関連士業など万全の支援体制で安心して創業できます。

ビザ・在留資格手続き

ビザ(在留資格)の取得(経営管理、技人国等)・変更・更新取次手続き等、出入国在留管理町認定取次行政書士として法令に則った申請をサポートします。外国人労働者を雇用する企業のコンサルティングも行なっています。

 

「うちみたいな零細企業にはソーシャルメディアポリシーなんて必要ない」

「一人でやっているんだからソーシャルメディアポリシーなんて大層なものは要らない要らない」

と中小事業者様におっしゃられることもあります。

しかし、ソーシャルメディアポリシーの意義や役割を知って頂ければ、ソーシャルメディアポリシーを定めずにソーシャルメディア活用なんて怖くて出来なくなってしまうでしょう。

 

ソーシャルメディアポリシーが注目されるようになったのは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーシャルメディアポリシーが注目され始めたのは、従業員の不適切なSNS利用による炎上事件が相次いで報道されたからですね。

恵比寿のウエスティンホテルのアルバイトスタッフが来店した芸能人の情報をTwitterに流してしまったり、ソーシャルメディア活用を外部委託していた先の企業が暴走して委託元の公式見解と誤解される事件があったりと、世間を騒がせました。

ソーシャルメディアポリシーを定めても、炎上リスクはなくなりません、残念ながら。

ソーシャルメディアポリシーを定めても炎上してしまうのであれば定めなくても良いのでは?

といった意見があるのも承知しています。

リスク対策の視点としてもやはりソーシャルメディアポリシーは定めるべきです。

 

個人ビジネスでもソーシャルメディアポリシーを定めた方がいい理由の一つ

 

 

 

 

 

 

 

 

一人で活動している個人事業主や小規模事業者でもソーシャルメディアポリシーを定めてからソーシャルメディアを活用すると一つ良いことがありまして。

ソーシャルメディアポリシーというのは、ソーシャルメディアを活用する事業者の行動指針を社会に対してアナウンスするものです。

例えば、江崎グリコのソーシャルメディアポリシーの行動指針には以下のように条項が定められています。

ソーシャルメディアポリシー | 【公式】グリコソーシャルメディアポリシー | 【公式】グリコ

(1)情報発信や対応についての自覚と責任
インターネットへの情報発信は、不特定多数の利用者がアクセス可能であり、公開された情報は完全に削除できないことを常に意識します。自身の発信が自分自身のみならずグリコグループ全体の評価となり得ることを理解し、相手の発言を傾聴する姿勢を持ち、責任ある行動をとります。

 

また、ソーシャルメディアポリシーの目的を見てみますと、

グリコグループおよび役職員が ソーシャルメディアを通じて、広くコミュニケーションを図ることにより、社会やユーザーとの良好な関係を築くとともに、グリコブランドのイメージや価値の向上に貢献します。

 

 

ソーシャルメディアポリシーに則ったソーシャルメディア運用では、ブランド価値の向上に貢献することや、責任ある行動を取ることが広く社会に対して公言されています。

今回はグリコを例に取りましたが、例えば、あなたの事業活動の一環としてソーシャルメディアを活用しようとおもたときに、上記のソーシャルメディアポリシーの主語をグリコから御社に変えたとします。

そうなった瞬間、公式アカウントでも、その企業の社長さんの個人アカウントとしても、ブランド価値を損なうような情報発信が非常にしづらくなります。

例えば、”今日は疲れてやる気が出ないから、早く帰って寝よう”といったツイートは、御社のブランド価値を向上させるでしょうか?

社会に対して責任ある行動だと100%言えるでしょうか?

もちろんこれは一例ですが、自覚と責任を持つにはソーシャルメディアポリシーを定めることがとても効果的なのです。

上から目線のツイートや、社会の話題に乗じたツイートはいつ炎上の火種となるか分かりません。ソーシャルメディアポリシーという行動指針に自らを縛り付けることが結果的に御社のソーシャルメディア活用を安全安心なものに導くことが出来る。

 

 

ソーシャルメディアポリシーを定めないうちはソーシャルメディアを活用しないほうがいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーシャルメディアポリシーを定めずしてソーシャルメディア活用を始めるのは本来でいえばNGです。

羅針盤もなしに航海に出てしまうと、どんな事故に巻き込まれるか分かりませんし、迷ったときに立ち帰る場所もありません。

その反対に、ソーシャルメディアポリシーを策定したけれども、ソーシャルメディア活用は未だ、というのであれば全く問題なし。

個人のエステサロンやカイロプラティック、WEBコンサルタントなど、どれほど小さな事業者でもソーシャルメディアを活用して情報発信をするメリットは受けたいですよね。

でも、その前に、ソーシャルメディアを活用するその前に、ぜひ御社のソーシャルメディアポリシーについて考えてみて欲しいと思っています。

 

他者のソーシャルメディアポリシーを眺めているだけでも勉強になる。

ソーシャルメディアポリシーに興味が湧いてきた!、という方は、ぜひインターネットで各社のソーシャルメディアポリシーについても見てみてください。

眺めているだけでも、”なるほどね~”と思えたら上出来です。

ソーシャルメディアポリシーは単に見よう見真似で作ることが出来るものでもなく、社内にいる文章達者な方が片手間で作る、といったものではありません。

新しいソーシャルメディアの活用形態に沿った、御社だけのソーシャルメディアポリシーを『「攻める」ソーシャルメディアポリシー』と私は呼んでいますが、これから時代、ますます攻めるソーシャルメディアポリシーが重要視されるはずです。

このブログでも『「攻める」ソーシャルメディアポリシー』の秘密について徐々に明らかにしていきたいと思っています。

ソーシャルメディアポリシー策定コンサルタント 行政書士阿部隆昭