さんざん心配をした仕事が、とりあえずうまくいった仕事終わり。
帰りの電車まであと1時間もあるし、この地のお店で一杯やろうかなあと思って駅まで来ました。
せっかく遠くまで来たので、地元の名産なんかも味わってみたい。
なのですが、突然の雨で、傘もなく、とある居酒屋さんに仕方なく入ってみました。
”雨だし仕方ない、もしかしたらこの店にも美味しいものがあるかもしれないし”という期待を持って。
酷使した喉を潤すためにまずは「生ビール」で一人お疲れ様会のスタート。
なのですが、たまにありますよね。
生ビールが美味しくないお店。
この時点で、自分のお店選択が間違ってたかなあという疑問符がついています。
さて、「生」はさっさと忘れて、安定の瓶ビールです。
瓶ビールはいいですね。いつどこで飲んでも同じ味。大切です。
そろそろ、ご当地料理的なものをと思い、数少ないメニューから鳥の焼き物を。
なかなかズバリを書けないのが悩ましいところではありますが、メニューの写真は、肉の迫力も感じられホント美味しそうだったんです。
が、提供された料理は、メニューの写真とは別物の貧相さで。
生が不味い、加えて、ガッカリ料理ということで、”もしかしたら美味しいかも”という期待は完全に逆方向に。
こんな感じのことは、おそらく誰しもあることで。
消費者の立場の私たちは、常に自分自身の選択が正しかったのだ、という確信を持ちたい。
例えば、商品を購入した後で、Amazonで評価を確認し、自分の選択に間違いなかったんだ、正しい買い物をしたんだ、と思ったりしますよね。
アレです。
今回は「期待値」が逆方向に行ってしまったので、この店は二度と入ることはないという思いになってしまったわけですが、もしもこれが逆だったら。
「仕方なく入ったお店で、全く期待してなかったのに、生ビールがめちゃくちゃ美味くて、ご当地料理もメニューの写真よりも盛りだくさんで期待してたより美味しかった!」
というように、誰かに口コミしていたでしょう。間違いなく。
私たちが提供する商品やサービスは常に顧客の期待値にさらされています。
そのうえで、
期待値を上回ればプラスの口コミへ、下回ればマイナスの口コミ、を。
顧客満足を高めるためには、常に経営努力が必要ですね。
行政書士阿部隆昭