上記は、行政書士試験の合格率の推移。
私が合格したのは初めて受験した平成18年度です。
いわゆる教養試験から法律試験に、という触れ込みの新試験制度が初めて実施された年です。
合格率、低いですね笑
今年の行政書士試験は今週末だそう。
そこで、行政書士実務家である当職の経験を元に、行政書士試験直前期にやるべきアクションを3つ挙げてみます。
1、寝る。
睡眠はとてもとても大事です。
”寝る暇があったら少しでも過去問やりたい!、暗記に時間を突っ込みたい!”
わかります。
ですが。
日にち・時間ベースのターゲット設定は、試験当日の試験開始時刻。
この時点で、フルパフォーマンスが発揮できる状況にしておくのは受験準備の基礎の基礎の大前提です。
徹夜明けで当日眠くて眠くて、だけどこれまでの勉強の積み重ねが功を奏して自動筆記のようにマークが打てた!
なんてことは無いです。
あればいいですけどね。
睡眠そのものも実は習慣なので、試験日一週間前から規則正しい生活を心掛けるのは鉄則です。
その規則正しい生活の中には寝ることも入っていますよ。
夜更かし型の生活の人は、40度前後のぬるめのお風呂、湯船につかるだけでも習慣化します。
2、当日の持ち物リストを作り完璧に準備する。
もちろん私もやりました。
筆記具などは当然ですが、私が準備したのはこれです。
膝掛け。
ニット。
薬。
水。
ガム。
膝掛け、ニットは教場の寒さ対策。
人間、暑い分には脱いだり袖をまくったり調節できますが、寒いのはどうにもなりません。
教場の温度は、全ての人に最適化されていません。
寒がりさんは自分で調節する必要があります。
他の試験ですが、寒すぎる教場にあたったことがありました。
正直に目の前の試験問題に対峙するどころではありませんでした。
薬と、薬を飲むためのお水は必須。
もちろん、薬が必要ないかたは不必要ですね。
ガムは、瞬時に気分転換したときように常備していました。
3、根性
根性かよ笑
と思われるかもしれませんが、合格のためには根性必須です。
最後の最後に諦めることなく、秒針が59秒に移動するまで、解答、見直し、解答、修正、マーク、の作業に全集中するためには根性が必要なのです。
もういいか。
これ以上、見直しても結果反対かもしれないし。
これ以上見ても自分からは何も出てこない。
という気持ちになることがあるんですよね。
だけれども、そこを耐える。
最後の最後まで頑張り抜く。
別の資格試験で受験予備校に通っていたとき、講師がよく言っていましたよ。
最後の最後まで頑張り抜く、と。
当時は、何それ笑、と自分も思っていました。
よく誤解されるのですが、根性が大事と言うと、行政書士試験に合格した後の自分を想像しましょう、などと仰る方がいらっしゃいますが、意味ないです。
マインドセット、不要です。
根性は、単なる技術でしかありません。
根性がない、とされるのは単にその技術が足りないだけ、もしくは知らないだけ。
根性ないから自分はダメなんだと考える必要は全くないし、意味がありません。
決めてことを決めた順番でやる技術、これが根性の正体です。
単なる事務作業です。
根性論は別の機会に譲るとして、行政書士試験受験者が直前期に取るべき3つのアクションを挙げてみました。
合格するもしないも、結論から言えばどちらが正しい間違っているという問題ですらありません。
合格者には、合格者のその後の人生がありますし、不合格者には不合格者の人生があるのは当然のことですね。
で、合格者には薔薇色の人生が、不合格者に惨憺たる人生が、というものでも全くありません。
私も別の資格試験で散々不合格になっていますが、今から考えれば不合格になってよかったと自信を持って言えます。
まだ一部不確定ですが、資格試験講座の講師として活動する予定もあり、コンテンツはたくさんあります。
この場でまた書いてみましょう。
行政書士阿部隆昭