参加者は20数名でしたが、ソーシャルメディアポリシーというものを知っている方は皆無でした。
個人事業主や一人ビジネスをされている方が参加者の大半なのでこの結果は致し方ないところです。
というのも、ソーシャルメディアポリシーはグリコグループや森永製菓などの上場企業などが炎上リスク対策として定めるものと一般の方に理解されている状況があるからです。
実は私もソーシャルメディアポリシー策定に取り組むまでは同じように考えていました。
ソーシャルメディアポリシーなんていう大それたものは中小事業者には無縁のものだと。
しかし、ソーシャルメディア活用と関連づけてソーシャルメディアポリシーの役割と効果をロジックで考えたとき、それが誤りだとわかったのです。
ソーシャルメディア活用は、投入する費用はとても安価であるにもかかわらず、爆発的な拡散力を生むものです。
広告宣伝費に多くの費用を掛けられない中小事業者にとってはぜひともソーシャルメディアを活用したいところですね。
さらに大企業のように大々的にソーシャルメディアを活用するわけでもないので中小事業者には炎上リスクが少ないと考えられます。
炎上リスクが考えれない以上、ソーシャルメディアポリシーまでは必要ない
そう考えるのも無理はありませんね。
しかしです。
これからのソーシャルメディア活用は従来の情報発信・情報提供ではなく、お客さまとの関係構築化に多くの比重を割く必要があるでしょう。
そのためにはソーシャルメディアポリシー上で、御社のソーシャルメディア活用の目的や行動指針を社会に対して公表することがとても大切になってくるのです。
この会社は何のためにソーシャルメディアを活用しているのだろう
そう一般消費者が思ったときに、適確なアンサーを与えるソーシャルメディアポリシーが定められていることが理想です。
サンリオのソーシャルメディアポリシーがそうであるように。
これは大企業だから出来ることではありません。
中小事業者でもソーシャルメディアポリシーの定め方が分かればもちろん出来ることなのです。
ただ、中小企業、中小事業者のためのソーシャルメディアポリシーという視点で説明する専門家が誰も居なかったのが大きな原因でしょう。
いよいよ一週間後に迫った、「行政書士が教える!ソーシャルメディアポリシーの正しい定め方」セミナーでは中小事業者だからこそソーシャルメディアポリシーが必要なのだ、という点もしっかりとお伝えしたいですね!
ソーシャルメディアポリシー策定コンサルタント行政書士阿部隆昭