2026年7月14日更新
「及び」は同じ種類・同じ段階の言葉をつなぎ、「並びに」は異なる種類・異なる段階のまとまりをつなぐときに使います。契約書や規程では、項目の階層を示すために使い分けます。
「及び」の使い方
同じグループの言葉を並べるときは「及び」を使います。3つ以上を並べる場合は、最後の語の前に「及び」を置くのが一般的です。
- 甲及び乙
- 氏名、住所及び電話番号
- 製造、販売及び保守
「並びに」の使い方
「及び」でまとめたグループ同士、または異なる階層の言葉をつなぐときは「並びに」を使います。
例:商品の製造及び販売並びにこれらに付随する保守及び相談業務
- 第1グループ:商品の「製造」及び「販売」
- 第2グループ:「保守」及び「相談業務」
- 2つのグループを「並びに」で接続
迷ったときの判断手順
- 並べたい言葉を、同じ種類ごとにグループ分けする
- 各グループ内を「及び」でつなぐ
- グループとグループを「並びに」でつなぐ
「と」と「及び」はどう違う?
日常文では「と」で十分な場合が多く、意味も自然です。契約書や法令では、列挙の範囲や階層を明確にするために「及び」「並びに」がよく使われます。ただし、用語だけで契約上の結論が自動的に決まるわけではありません。条文全体の目的、定義、他の条項との関係も含めて解釈されます。
よくあるミス
- すべての接続に「及び」を使い、どこまでが一つのグループか分からない
- 日常語の「と」「や」と混在し、列挙の範囲が曖昧になる
- 1文が長くなりすぎ、主語・条件・例外の関係が読めない
接続詞を整えても読みにくい場合は、号や箇条書きに分ける方が安全です。契約書は、難しい表現を使うことよりも、当事者が同じ意味で理解できることが大切です。
契約書の意味や範囲を明確にしたい方へ
契約の目的、当事者、気になっている条項、期限を具体的にお知らせください。
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