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「バス広告」は、創業期の広告方法としては相応しくない|行政書士阿部総合事務所

July 9, 2024
約 3 分

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創業支援業務に携わって長いですが、これまでバス車内広告で成功した創業者に会ったことがありません。

”地域密着”が、とか、”セグメント”がとか、もちろん言わんとしていることはわかるのですが、そもそもバスの車内広告はそういうことではないと考えています。

結論から言えば、バス車内は広告を見る環境にない、から。

なぜかというと、

電車と違って頻繁に乗客の出入りがあるので、落ち着かない。

特に混雑している車内だと、目的地のバス停で降りるときに前方まで移動する必要があり気が気でない。

目的地のバス停まであとどれくらいかを常に気にかける必要がある。

目に止まらないことはないのだけれど、ターゲットそうである顧客でさえ、頭に残らない。バス停を降りたあとも覚えていない。バス車内でその広告をメモしたり、写真に撮ったりする環境にない。

なので、新規開業した店舗にお客さんの来店を促すような目的でバス車内広告を使うと、広告費が無限に溶ける可能性があると考えています。

特に、費用が限られている創業期では、避けるべき。

なのですが、たとえば地域である程度の期間、営業を続けているお店であればバス車内広告もアリかなと。

「あー、あのお店か!」と、思い出してもらうための目的で。

”あのお店”と思うということは、すでにそこを知っていることが前提。

前に行ったことがあるなあ。

最近、いってないなあ。

今度、行ってみるか。

こういったように、「来店」、という行動に結びつきそうな感情を持ってくれそうならバス車内広告もまあ効果がなくはないかなと思います。

当職自身も、事務所開業当初にバス広告を検討しましたが、上記のような理由で止めた経験があります。

地域からの集客も考えていなかった、というの理由の一つですが。

広告手段はさまざまありますが、商品やサービスによって相応しいものを選ぶことが大切であることは間違いないですね。

行政書士阿部隆昭

行政書士阿部隆昭

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
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