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『十七歳の遺書』と「受験戦争」と「マイナンバー」|行政書士阿部総合事務所

 

 

『週末相続ノート塾』

の資料を作っていておりまして 、確か、 「17歳」とか「遺書」とかいうキーワードの書き物があったなあと思いインターネットで調べておりました。

 

 

『十七歳の遺書』とは、17歳で自死してしまった女性の日記を後々新聞記者が取材し、纏めたものらしいです。

インターネット上で全文が公開されておりました。

神田理沙 著 「十七歳の遺書」 サンリオ神田理沙 著 「十七歳の遺書」 サンリオ

 

 

読んでいて思ったことの一つなのですが、あとがきに以下のような記述がありました。

 

ところが、この女子高校生の父親が幹部公務員であったところから、世間体を考慮してか、母親が絶対反対であった。


当時は、いわゆる経済高度成長時代で、所得は高く、物は豊富で、”昭和元禄”の言葉さえ飛びかう浮かれ時代であった。ところが、肝心な”精神””心”を失ってしまったため、望める人間像を喪失し、殺伐たる世相であった。真面目な人間は、”いまでいう”ネクラ”のレッテルをはられ敬遠され、刹那的、享楽的風潮が流行した。


そんななかで、学生は受験戦争においやられ来る日も来る日も”勉強、勉強”に明け暮れる日々を送るしかなかった。

いわゆる心のゆとりが全然なかった。

それが引き金となって学生の自殺が相次いだ。

特に女子高校生の自殺者が連鎖反応的に起こった。

 

 

新聞記者というのは、とかくレトリックを使いたがり(新聞記者本人から聞いたことがあります)、その昔新聞記者になりたかったころはレトリック遊びが好きでした。

 

「受験」って、単にその人の学力にふさわしい進学先を選ぶだけのシステムです。

それが、『受験戦争』のように、受験とは全く関連がない「戦争」と結びつかせることによって、「受験」が、なんだか人を殺めて主導権を奪い取る欲にまみれた「作業」のように思えてしまう。

 

最初は違和感をもって感じる言葉でも、メディアによって繰り返し使われることによって、それはもう、

受験=戦争=死ぬほどキビシイ世界

といった図式が自然とアタマの中で構成されてしまう私たち。

 

 

 

もしかしたら、受験の内容を端的に示すものとして『受験戦争』としたのかもしれないけれど、そうじゃないかもしれない。

 

私たちは受験といった戦争状態に今在る。

そこは戦争というキビシイ世界

失敗したら命の危険があるかもしれない、戦争と同じように。

だから、その戦争を勝ち抜くために方法として受験予備校に入ろうよ。

そうしたら生きて戦争から抜け出すことが出来る。

 

といったような受験予備校側の戦略があったのかもしれません。

いや、もしかしたらですよ。

 

 

一見、耳障りが良い言葉って、実は、とってもキケン。

 

何がキケンなのかというと、

モノゴトの是非を考えるチカラを私たちから奪うから。

 

マイナンバーの話題になったときによく登場する言葉としてあるのが、

『国民総背番号制』

 

こう聞いた瞬間に、

まるで野球選手のように背番号が全ての国民に背中に書いてあり、見えない糸で国家に管理されている。

 

といったイメージになりませんか?

 

でも、どうなんだろう。

受験戦争と同じように、国民総背番号制も繰り返し繰り返し使われているので私たちに耳馴染みのある言葉になっています。

 

イメージから受ける印象そのままでいいのか?

ちゃんと考える姿勢が何事でも大切だと思います。

 

すべてを疑ってかかるっていうことではないけれど、国家とは何か?といった大きなことから、明日の私たちの生活に及ぼす影響など様々なことを考えたときに、やっぱり国民総背番号制といったイメージどおりの悪いもの。

と思ったのならそれはそれ。

 

よーく考えたら、

私たち世代がまるごと入れ替わったぐらい先の先の世代には今から運用しておく必要があるシステム

と、国の方向を決めるアタマのいい人たちが考えたのかもしれない、と思うこともあるかもしれません。

 

いずれにしても、自分のアタマで考える。

そして、

耳障りのいい言葉から受けるイメージに左右されることなく自分で判断する。

これ、大切だと思います。

 

 

 

 

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