「特別区における単独世帯等の状況」(平成21年7月:財団法人特別区協議会事業部調査研究課)
によると、高齢単身世帯数について平成17年と平成7年とを比較すると、特別区全体の平均では1.8倍の増加、いずれの区でも1.5倍以上の増加になっています。
また、もっとも増加率が高いのは練馬区の2.3倍、板橋区・江戸川区で2.1倍、江東区で2.0倍になっています。北区は1.7倍です。 また、一般世帯総数に対する高齢単身世帯の割合は、台東区が12.7%ともっとも高く、ついで豊島区(12.1%)、北区(11.1%)となっています。
高齢単身世帯(単位:世帯、%・平成17年) | |||||
一般世帯総数 | 一般単独世帯数 | 高齢単身世帯数 | 一般世帯総数に対する高齢単身世帯の割合 | 一般単独世帯に対する高齢単身世帯の割合 | |
特別区全体 | 4,024,884 | 1,825,789 | 371,641 | 9.2% | 20.4% |
北区 | 161,827 | 73,970 | 17,930 | 11.1% | 24.2% |
〈特別区統計情報システム(国勢調査)〉
また、高齢夫婦世帯(夫婦のみ世帯のうち、夫65歳以上、妻60歳以上の条件を備えた世帯)も増加しています。
区別の状況をみると、平成12年と比較して平成17年は、全ての区において高齢夫婦世帯が増えており、一般世帯に占める高齢夫婦世帯の割合をみると、中心区(千代田区、中央区、港区など)では割合が低くなっているが、それ以外の区では高くなっているという状況にあります。
次に、核家族世帯の増加率(平成7年)と比較してみると、核家族世帯が8.2%増だったのに対し、高齢夫婦世帯は44.3%の大幅増となっており、核家族世帯の増加率を遥かに上回る勢いで増加している。
高齢単身世帯(単位:世帯、%・平成17年 | |||
核家族世帯数 | 増減率(%) (平成7年基準) |
||
うち高齢夫婦世帯 | 割合(%) | ||
平成17年 | 1,938,519 | 8.2 | |
284,337 | 14.7 | 44.3 | |
平成12年 | 1,860,701 | 3.9 | |
245,610 | 13.2 | 24.6 | |
平成7年 | 1,791,632 | - | |
197,105 | 11.0 | - |
〈国勢調査 東京都区市町村別報告〉
【出展:財団法人特別区協議会事業部調査研究課、特別区における単独世帯等の状況】
「お一人様」や「独居老人」といった言葉が耳にするにつれ何となくこういった状況を感じている方も多いと思います。
データとして数字で示されると、高齢化社会といった言い古された言葉が、もう足もとに広がっていることが実感できます。
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