「下手な考え休むに似たり」
ではなく、
「下手の考え休むに似たり」
が正しい言葉。
どうしようもないことを考えても、結局考えていないのと同じだよ。
と言いたいのではなく、
元々下手なんだから、考えること自体ムダ!
というときに、「下手の考え休むに似たり」を使います。
囲碁とか将棋などからきている言葉のようですね。
日々の暮らしの中で。
ぼんやりとあれこれ将来のことを考えてしまって、いたづらに時間ばかり使ってしまった、という経験ありませんか?
私はあります。
そのときにピッタリの言葉は、「下手の~」よりも「下手な~」のほうがしっくりきます。
そう、この場面では囲碁将棋のように、上手下手なんてそもそもありません。
変なこと考えてしまったなあ。
これだったら考えないで休んでても同じだった。
そんな、「下手な考え休むに似たり」から絶縁するためには、時間で制限するしか方法がないと思う。
そうはいっても、”さて!これから5分だけ考えよう”、と決めて考えるのは難しい。
もちろん、出来ればそれに越したことはないのですが。
手軽に出来て、最も効果的なのは、
常にアナログ時計を目にみえる位置に置いておくこと。
ボーっと考えてしまうときって、何か資料を見ながらっていうことはないですよね。
何もしない、とか、
テレビを見ながら、とか。
そうじゃなくって、アナログ時計を見ながら考えるんです。
これですと、否が応でも分かりますよ、いたづらに時間を使っているというのは。
ボーっとしているその時間、思考は進んでいなくても、休むことなく秒針だけは進んでいますから