人工知能についてはまるっきりの門外漢です。
なのですが、「この記事面白い!」と思ったので書いてみます。
人工知能は弁護士の職を奪うのか? 法律の専門家たちが「人間に残る仕事」を考える
TwitterやFacebookでも一時期話題になったのですが、ITの進化で20年後には多くの仕事がなくなってしまう、というふうに言われています。
現実に、Googleカーといった車の出現で、運転する必要がなくなったり、建築物の自動設計ができるようになったり、遠い未来の話ではなくなってきているようでございます。
あらかじめ想定される絵姿に向かってする作業、運転は決められた道(データにあらかじめインプットするなど)をトレースするだけでしたら問題なく出来そうですよね?
車の運転はご無沙汰なのでわからないのですが、人工知能といったものでなくて今の技術でも可能なのかしら。
建築物の自動設計にしても、まるっきりフリーで人工知能に投げられるわけではないですよね。
何でもいいから建ててくれ!、ってコンピュータにお願いするわけじゃないでしょうし、操作する人間が想定する絵姿になるように設計してくれという指示の仕方なのかなと思います。
法律の場合はどうでしょう。
想定される絵姿はいくつもあり、どの絵姿を選ぶかは依頼者の気持ちによることも多く、絵姿に至るまでの道のりも自動車の運転のように単純ではない。
あらかじめ定められたツールとしての法律をいかに組み合わせて事案を解決するかが法律専門家に求められるところだと思います。
人工知能に法律専門家が取って代わられるのか?
これはもう、ハッキリとNOでしょうね。
どうしてかというと、法律問題の落とし所ってコレが大切な要素になるからです。
当事者の気持ち
自動車の運転には気持ちの要素がまったく入り込みません。
目的地に行くのか行かないのか。
せいぜい、どういったルートを通っていくのかといった要素が関わってくる程度です。
人間がデータで入力しなくても、不安を抱えて目の前に座っている依頼者の気持ちを慮った解決方法を探ることなど出来ないですよね、人工知能には。
だから、どんなに人工知能が発達しても法律関連職は人工知能にとって換わられることはないのではと思います。