東京都の農業従事者の数を調べていたところ、おもしろいデータがありましたのでシェアします。
東京都が全国出荷量2位の野菜は?
小松菜
http://www.maff.go.jp/kanto/to_jyo/pdf/13_gaiyou_tokyo.pdf
※出典 東京都の農林水産業 平成25年農林水産省
東京で野菜なんて意外!、と思いましたが、実はそうでもないらしいです。
関東地方で古くから親しまれた野菜で、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県といった東京近郊(首都圏)が多いが、現在では大阪府・兵庫県・愛知県・福岡県などの日本各地の大都市近郊でも盛んに生産されている。
耐寒性が強く、旬は冬であるが、周年栽培されている。
冬に霜が降りたり、非常に強い冷え込みで葉が凍っても枯れることは少ない。
最近は、農薬だけに頼らない病害虫防除や安定生産のため、夏と冬を中心に無加温ハウスでの栽培も増えている。
東京では、栽培の始まった江戸川区以外でも葛飾区、足立区、八王子市、武蔵村山市、町田市、府中市、立川市など、生産の盛んな地域が多い。
江戸川区で栽培が始まったんだ!って、調べてみたら、なんと!
江戸時代のころ、徳川八代将軍吉宗をはじめ、代々の将軍は、冬になると江戸川区の村にたびたび鷹狩りに訪れたそうじゃ。
ある時、鷹狩りに来た将軍に昼食時に何も料理するものがなくて、東・西小松川村あたりでとれた冬菜をすまし汁にいれてさしあげたところ、それを召し上がった将軍は、「おお、これはうまい。この菜のなまえはなんと申すのか」とたずねたそうじゃ。
「とくになまえはついておりません」と答えると、
「このようなうまい菜になまえがないのは残念なことだ、この村のなまえをとって、これからは小松菜とよぶようにせよ」と言われたそうじゃ。
それから、このあたりでとれる冬菜を小松菜とよぶようになったとの話しじゃ。
八代将軍吉宗が命名したといわれておるが、五代将軍綱吉という説もあるのじゃ。
こうした由来で現在でも江戸川区にはビニールハウスが立ち並び、収穫量は全国トップクラスとなっておる。
なるほど、確かに江戸川区に「小松川」っていう場所があるのは知っていました。
でも、それが「小松菜」の由来になっているとは知りませんでした!
うーん、調べてみるといろいろ分かるものですね。