2020年東京オリンピックパラリンピックに向けた自分なりの試みとして手話を習うことにしました。
少しづつステップアップして手話通訳が出来るレベルになるまでには3年ぐらいかかるようなのですが、なんとか間に合いそうです。
正確な数はわからないそうなのですが、全国の聴覚障害者の数は平成18年のデータで276,000人
平成18年7月1日現在、全国の身体障害者数(在宅)は、3,483,000人と推計される。
聴覚障害者の数
276,000人
聴覚・言語障害の数
343,000人
出典(公財)日本障害者リハビリテーション協会
考えてみると、私たちが普通に日々こなしている言葉のコミュニケーションがなくなるって怖い。
一般的に言われる事が多い、聴覚障害者の悩み
コミュニケーションに関して、
聞き直しても聞き取れない事がある事を理解してもらえず辛い
聞き直すことで互いに不快な思いをする事があるので遠慮する事が多い
呼びかけに気付かず、活動中に孤立する事がある
呼びかけに気付かず、無視したと誤解されることがある
補聴器をつけても全てを聞き取れない事を理解してもらう事が難しい
周囲の空気に配慮し、聞こえていないがうなづく、笑っておくことがある
聞こえたふりをすることで、相手に誤解を与えてしまう事がある
口話が出来ても聞こえない・聞き取れない事を理解してもらう事が難しい
初対面の人とのコミュニケーションにストレスを感じる事が多い
聞こえない事、聞き取れない事で誤解される事が多い
同世代、近い地域で聴覚障害の事を共有できる人を見つける事が難しい
聴者同士の会話には入りにくく、疎外感を感じる事が多い
口の形で言葉を読み取ろうとする際に、手やマスクで隠れていると困る
聴覚障害の事を理解しようとしてくれる人を見つけるのが難しい
聴覚障害の事を共感できる仲間がいると不安が減る事を知らない人もいる
身近な人には、早めに聴覚障害の事を伝えている方が良い
補聴器は万能であると思いこんでいる聴者が多いがそうではない
http://www.link-ai.jp/LinkHear4.html
人に伝えることが面倒になってしまって、コミュニケーションそのものが億劫になってしまいそう。
聴覚や言語に障害があったとしても、困ることは障害がない人と同じです。
相続争いに巻き込まれることもあるでしょうし、自分がやりたい事がスムーズに出来ないこともあるでしょう。
その妨げになっているのが障害と関連するコミュニケーション不足であれば、それを解消する橋渡しが出来ればいい。
そう思いました。
といっても、新しい「言葉」を学ぶ以上、楽しみも欲しい。
ちょうどいいと言ったらあれですが、オリンピック。
東京オリンピックパラリンピックが来たときに、ボランティアの一つとして「手話」が活かせるといいなとも思っています。
来日した外国人に手話を使って案内ができたら、それこそ活きた国際交流になる。
大勢の人が集まるスポーツイベント会場に手話が通じる人がいると分かるだけでも、障がいがある方にとっては安心して楽しむことができるかもしれません。
手話をどういったカタチで活かしていけばいいのかまだ手探りですが、自分から動き出さない限りに何も始まらないのは何でもそう。
だから手話の講習会に参加することにしました。
三年後なんて遠いようにみえて実はあっという間。
今までもそうだったから、これからもきっとそう。
今からちょっとずつでもいいから進んでいかないとね。