私、行政書士阿部隆昭が著作・企画・監修して全国発売されているエンディングノートの新製品展示会にご招待いただきました。
母親の死をキッカケに作りはじめたエンディングノート
エンディングノートを残すことなく死んでしまった母親
残された家族としては戸惑いました。
その経験を元に、また専門職として、エンディングノートには何が必要なのかを考え尽くし、仕事の合間に書きためた『週末相続ノート』が土台になっています。
原稿を書きはじめた時は、まだ独立前。
サラリーマン時代、就業開始前の二時間を毎日充てました。
思い返せば、夢中で書いていましたね。
製品化されたものには書き方のアドバイスも付属しています。
それはあくまで抜粋でして。
私が著作した元原稿は7万字ほどあります。
書き方の話だけではなく、母親との思い出話しも混ぜてあります。
初診で大腸癌ステージⅣからの入退院を繰り返し闘病5年。
長い。
長生きしたのは良いこと、もちろん。
本人的にはどうだったのだろうと思う。
生まれたきたことに意味があったのか
なかったのか
いつだったか忘れたけれど、「お母さん、生まれてきた意味があったのかねえ」と。
同じ境遇になってみなければ、その人の気持ちがわかることはないと思っていて。
もちろん想像は出来るのだけれど、それはあくまで実感を伴わない頭の中の作りごと。
生きた証
といったことを特別意識していたわけではないけれど、文字として想い出を残せればいいなと思って、当時書きなぐっていました。
懐かしい。
製品化され、世の中に存在し続けるのはとても嬉しいこと。
本人はどうかなあ。
喜んでいるのかなあ。
確かめようがないので分からないけれど、残された者の想いはこれで昇華されたと思っています。
解決支援コンサルタント野獣系行政書士阿部隆昭