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「変わるリスク」と「変わらないリスク」、起業セミナーに参加しつづけても永遠に起業できない|行政書士阿部総合事務所

July 27, 2016
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約 5 分

 

変化を好む好まないにかかわらず、私たちは生まれたときから、いわば「歩く歩道」に強制的に乗っているので現実問題として立ち止まることも出来ませんし、原則、「途中下車」も許されません。

あなたの周りにこのような方はおりませんか?

”いつか会社を辞めてやる!”、”独立起業して経営者になる!”が口癖の方

また、

独立に備えて「起業セミナー」に通いまくり、資料やレジュメだけは潤沢な方。

私の知人にもおります。NPO法人や自治体、関連団体主催の様々な起業セミナーに参加し結局一年経っても同じ状況の方。どうしたのかと思って聞くと、「いろいろと有り難い話しを聴いているので検討中です」と。起業セミナー主催者にとっては、いつまでも参加費を払ってくれるリピーターなので実際のところ起業しようがしまいが知ったこっちゃないわけです。もちろん、検討するのは大切で、検討しなければもちろんダメなのですが、何のために検討しているのかが分からなくなっている方が多い。結果を出すために検討しているのであれば結論を出して次の行動に移っていなければ検討したことにさえなりません。また、検討にそれだけ時間を要するものは通常ありませんので、検討すると称して、つまり自分は行動すると自分自身に言い聞かせて「思考停止&結論先延ばし」という最悪の状況になっている可能性があります。

そもそも起業するとは、どういうことだろうと思ったとき。

ここでいう起業とは、”趣味が高じて”、とか、”起業ブームだから”、”配偶者の収入があるからのんびり事業を組み立てればOK”といった方は完全に除外して、例えば3ヶ月後には月商50万は最低上げないとマズイことになるといった状況の方を想定しています。

起業する、とは「変化するリスク」と「変化しないリスク」のうち、「変化するリスク」を選ぶこと。

ということだろうと思います。

「変化するリスク」
収入も雇用も不安定になり、家計収支が急激に変化する可能性があり、東奔西走しなければならないという危険

「変化しないリスク」
就業先に財布のヒモを握られて一歩も動けずに年齢だけを重ねて、気づいた時にはもう全てが遅かったという後悔の危険

 

変化するリスクを取る場合には、必ず変化を伴った行動をしなければならず、起業の場面でいえば、具体的には退職することが第一歩となるし、変化しないリスクは「行動」が一切必要ないだけに「行動」につながる気付きさえ感じない場合にはリスクそのものを感じないという特徴があります。

万年起業予備軍の特徴は、変化しないリスクをひしひしと感じながらも、変化するリスクと変化しないリスクの天秤をいつまでたっても計りつづけること。

起業セミナーに参加して「変化するリスク」ー”実際に自分だけやるってマジ大変だわ、社会保険料だって全額自己負担だし、安定収入ないしもう怖すぎ”ーを感じ取り、翌朝会社に行って「変化しないリスク」ー”このまま会社にいたら、課長みたいな会社人間で終わっちゃうぜ”ーに突き動かされて、疲労困憊で自宅に戻って新たな起業セミナーの申込をする。

結果的に万年起業予備軍の方は、変化しないリスクを取っているんですね。変化するリスクを取るための「行動」が、結果的に「変化しないリスク」を取るために理由付けを積み重ねているだけなのです。

といっても、退職して、自分だけの収入で家賃も国民年金保険料も国民健康保険料も住民税も生命保険もぜーんぶ全部自分だけでやり繰りしていくっていうのはとてつもなく大変なことです。気持ち、すごい分かります。

高校大学を卒業したら即起業が当然ではなく、即就職が当たり前になっている私たちは、スタートのときから社会保険料の半額を会社が負担してくれることに慣れてしまっているんですよね。それを全額自分で払え!ってなんで?!ってなるわけです。原則と例外がごっちゃになっているのです。

 

考えみると、変化するリスクを取るって本当に大変。

「起業したいんです」って私のところに相談に来てくださっても、簡単に答える場合には、「よく検討してからね」、としか言えません。

変化するリスクを取るためには「行動」が必須だと書きましたが、最初の一歩を踏み出すのは自分だけしか決められないからです。

自分で行動したのか、他人に背中を押されておっとっとと踏み出してしまったのか、はどちらでもいいのですが、何れにしろ「変化するリスク」を取るには一線を超えなければならない。

私の場合は誰かに背中を押されたわけではなく、全部自分で決めましたが、「変化するリスク」を取った方の一線を超えたそのときの状況をライブ感覚で知りたい!という気持ちは今でもあります。

起業予備軍の方にとっても、それは最大の関心事項ではありませんか?

そこで、
起業家サロンGrowits(グロウイッツ)でイベントを開催します。

タイトルは、

【起業のリアル】インキュベーション施設入居者が語るシークレット座談会

【起業のリアル】インキュベーション施設入居者が語るシークレット座談会【起業のリアル】インキュベーション施設入居者が語るシークレット座談会

 会社を辞めない選択肢もあっただろうに、なぜフリーランスになったのか?

なぜ一歩を踏み出したのか?

高尚な理由などないかもしれませんが、しかし、結果として独立起業はしているわけです。

起業前と起業後で変わったことあったのか?

といったこともお話できると思います。

ぜひ真剣に起業を考えている方に聴いて欲しいです。なるべく多くの方に参加して欲しいと考えて参加費は無料としましたが、あくまでご参加頂けるのは独立起業に向かって具体的に行動している方に限らせて頂きます。

ご参加頂ける方は、リンク先のFacebookページで参加表明頂く、もしくは当事務所のお問い合わせフォームからでも対応可能です。会場の関係で完全事前申込制です。申込期限は8/1とさせて頂きます。

”むずかしいを楽しく”解決支援コンサルタント 行政書士阿部隆昭

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行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。