居眠りしてもいいと思っています。
そりゃ全員とか、半数とか、4分の1以上とか眠られても困りますよ。
ただですね、一人や二人の居眠りは仕方ないんですよ。
セミナーで居眠りをしてしまう原因は実ははっきりしていまして。
興味がないから。
あるいは、途中で興味がなくなるから。
または、難しすぎるから。
難しい言葉で言い表すと、
「期待値とのズレ」
これが居眠りの原因です。
セミナーの主催者の立場になった方はよく分かると思いますが、期待値のズレを起こさないようなセミナータイトルを作るのが実はとても難しい。
セミナー内容もそうなのですが、多くの方はセミナータイトルを確認して参加の可否を決めるはず。
「SNS活用におけるリスク対策」
といったタイトルがあった場合、SNS活用を期待した参加者にとっては実際に話されるリスク対策とは大きな期待値のズレが生じてしまいます。
特に、公的機関主催のセミナーですと、割とテーマを広く捉えることも多く、期待値の幅が広く浅くなりがちなのです。
一方で、高額参加費の不動産投資セミナーではどうでしょうか?
多額のお金をつぎ込んでいますし、セミナー内容も特化しているので居眠りをする参加者はゼロです、きっと。
ですので、居眠りする人が出ないセミナーが素晴らしい、とは一概に言うことができず、また、居眠りをするセミナーの担当講師の出来が悪いという訳ではありません。
といっても、セミナー講師歴がまだ足りなかった自分も、”居眠りをさせてはいけない”、”参加者が眠ってしまうのは自分に魅力がないからなのだ”と考え悩んだこともありまして。
今考えると馬鹿馬鹿しい悩みです。
もちろん、セミナー講師として最大限の努力はしないとダメですよ。
何を言いたいのかというと、努力しても居眠りされてしまうときはある、ということ。
そんなことでセミナー講師たるもの凹む必要はないし、居眠りさせないセミナーだからといって徒らに賞賛するのとも少し違うということ。
明日はアンガーマネジメントとしてのエンディングノートのセミナーが控えています。
エンディングノート関連のセミナーは公的機関主催のものも含めて20回以上の登壇経験がありますが、このアプローチは初めてです。
千代田区の高齢者の皆さんとお会いするのが今から楽しみですね。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭