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ポッキーやプッチンプリンで有名なみんな大好き!、お菓子のグリコ
ソーシャルメディアポリシー策定コンサルタントとしては、いろいろな企業様のソーシャルメディアポリシーをチェックしています。
その中でも、いいなあ~と正直に思えるのはグリコのソーシャルメディアポリシー
大企業のソーシャルメディアポリシーとしては、文章の量は短い方ですね。
全部で、1414文字。
章立ては次の5章
1. ソーシャルメディアの定義
2. ソーシャルメディアポリシーの目的
3.ソーシャルメディア利用に当たっての心構え
4. お客様、お取引先およびご利用者の皆様へ
5. ソーシャルメディアポリシーに関するお問い合わせ
定義、目的、心構え、お問合わせ先、などソーシャルメディアポリシーとして定めるべきことを端的にまとめた格好です。
ソーシャルメディアポリシーは、企業がツイッターやFacebook、ブログなどのソーシャルメディアを活用するときの行動指針となるもの。
それは、ソーシャルメディアポリシーの目的として表現することも多いです。
2. ソーシャルメディアポリシーの目的
グリコグループおよび役職員が ソーシャルメディアを通じて、広くコミュニケーションを図ることにより、社会やユーザーとの良好な関係を築くとともに、グリコブランドのイメージや価値の向上に貢献します。
不適切な姿勢や認識の下で ソーシャルメディアを利用することにより、発信した者だけでなく、グリコグループのブランドイメージを毀損し、信頼性を損ねる結果になること、お客様およびお取引先様など個人や団体に対してご迷惑をお掛けすることを回避します。
「グリコグループおよび役職員が ソーシャルメディアを通じて、広くコミュニケーションを図ることにより、社会やユーザーとの良好な関係を築くとともに、グリコブランドのイメージや価値の向上に貢献します。」
よく練られた文章だと思います。
「社会やユーザーと良好な関係を築き、ブランドイメージや価値の向上に貢献します」
ということをソーシャルメディアポリシー上に宣言することが大切なのですね。
ソーシャルメディアポリシー策定コンサルティングの際にお問合わせを受けるのは、「小さな企業でもソーシャルメディアポリシーを定めたほうが良いのですか?」という質問
グリコのソーシャルメディアポリシーにも書かれていますが、社会に存在する企業はその事業規模のいかんを問わず、「社会とユーザーと良好な関係を築き、ブランドイメージや価値の向上に貢献」する目的を持っているはずです。
なぜなら企業が社会に存続し続け、業績向上を図るには、「社会とユーザーとの良好な関係を築き、ブランドイメージの価値の向上」がどうしても必要になるのです。
いわゆる、ゴーイングコンサーン、というものですね。
エステサロンや飲食店、IT企業、どれほど小さな企業でも社会との関わりなしに存在することは出来ません。
ソーシャルメディアポリシーは、ソーシャルメディアを活用する歳の行動指針などを表現するものですが、社会との関わりなしに存在することが出来ない企業にとってその大切さをアピールするものとして使うことも出来るのです。
ソーシャルメディアポリシー策定コンサルタント 行政書士阿部隆昭