事業計画書を作らなければならない場面はいつも突然で、しかも、必ず作成の目的があります。
創業融資の際に金融機関に提出する創業計画書は融資を引き出すために作るものですし、新規営業先に対して提出する事業企画書は当社のビジョンやミッションを知ってもらい安定しかつメリットのある取引先であることの信頼を勝ち取るためにあります。
大切なことは相手がどのような組織であれ、そこには必ず読み手である一人の人間がいるということ。
この視点を忘れてしまうと、インターネットにある雛形のような誰の胸も打たない事業計画書がいつの間にか出来上がってしまいます。
事業収支の算定基準が甘い、といったような明らかにマイナスポイントとなりそうな要素は皆さん気をつけて一生懸命書かれることが多い。それはとても良いことですね。
そのうえで、もっと読み手のハートを撃ち抜くためには数字だけではなく、事業コンセプトとかミッション・ビジョンを作り上げることが大切だと思っています。
創業融資申請の際の創業計画書の作成をサポートしているのですが、事業コンセプトやミッション・ビジョンといったものは事業主、経営者様でないと作ることが出来ません。逆に、書類作成をサポートしている私が作るのもおかしな話になってきます。
なぜ、あなたはそのビジネスをしようと考えたのか?
どのようなサービス・商品を提供したいのか?
なぜ、そのサービス・商品なのか?
誰に使って欲しいサービス・商品なのか?
といった基本的なラインを考えぬくことから良い事業計画書、読み手のハートを撃ち抜く事業計画書作りは始まります。
さて本日は創業計画書の叩き台や任意後見契約書、9月に全国発売されるエンディングノートの最終稿を仕上げたりとおかげ様で忙しく過ごせそうです。
皆さんもよい一日を♪
”むずかしいを楽しく”解決支援コンサルタント
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭