デイサービスあいのことば十条(東京都北区上十条)
平成27年9月8日、東京都北区上十条にある「デイサービスあいのことば十条」にお伺いいたしました。
まず目につくのは建物の真新しさ。
管理者の橘さまにお伺いしたところ、デイサービス利用のために新築されたそうです。
入り口には車いす用のスロープもありますし、段差のない入口のサッシ。
一歩中に入れば、天井が高く、広々とした居心地の良い空間が拡がっていました。
介護施設用に設計されているので、プライバシーが保たれるべき部分にはそれなりの工夫もなされています。
お伺いした時刻は、ちょうど利用者のみなさんとスタッフが楽しそうにトランプをやっているところ。
セラピー犬がいる日は、いつもより比較的賑やかだそうです。
若い女性のスタッフが目についたので、その点、橘さまに聞いてみました。
母体の会社の運営の方針で、介護度が高くない利用者が多いので、スタッフにも特別高いスキルを求めていない。
むしろ、積極的に話しかける明るいスタッフを求めているとのことでした。
明るく朗らかな感じのスタッフさんはとても好感がもてました。
また、特徴的なのは丸テーブルだということ。
「居ることがストレスにならないように、グルーピングにも気を遣っている」
食事のときには長テーブルが便利かもしれませんが、レクリエーションなどコミュニケーションが必要になる場面では丸テーブルのほうがいいですね。
元々、高台に立地していますし、住宅街なので環境はとても静かです。
たまに、人の声といえば、近くにある小学校の子どもたちの声が聴こえるか聴こえないか、といった程度 静かな環境、清潔で明るい室内、ゆったりと過ごすことができるデイサービスだなあと感じました。
「一度でも見てくれればここを選んでくれる」
とおっしゃる橘さまの気持ちも分かるような気がします。
利用者が自由に選択できるとはいえ、介護施設を選ぶ利用者もしくは利用者のご家族側には圧倒的に情報が不足しています。
”選んでいいよ”となっていますが、実際には選ぶことができない。
なぜなら、選ぶ材料がないから。
開設してまもない施設ですと、ケアマネジャーさんの認知度も低く、結果として利用者さんに選ばれにくいといった傾向が一般的です。
利用者さんやそのご家族としては、多くの施設を見学したり、インターネットで調べたりして最適な施設を選んで欲しいと思います。
一日のうちの数時間、自宅以外の場所で過ごすとしたら、やっぱり居心地の良い場所で過ごして欲しい。
もしも自分の親を介護するなった場合、こういうところはイヤだ、そういう目線で見てしまうので。
そういった視点を持っている管理者さまがいる介護事業所でしたら、自分の親を安心してお任せすることが出来そうです。
介護事業所を選ぶ立場になったら、ぜひ一度、「デイサービスあいのことば十条」を見学に行ってみて欲しいと思います。
何より、自分の親を預けるなら、ここにしたいなあと思いました。
あいのことば公式サイト