登記統計によりますと、平成18年に3,392件だった合同会社の設立件数は、平成26年には19,808件と急速な伸びをみせています。
データが平成18年にスタートしているのには理由があります。
現在の合同会社は、アメリカのLLCをモデルに平成18年施行の新会社法によって新しく生まれた会社形態だからです。
株式会社は、株主と経営権は分離していますが、合同会社の場合は出資者が業務執行権を有しているのがポイント。
株式を持っているからといって、その会社の業務執行は出来ませんし、むしろ業務執行は経営のプロにやってもらい、利益だけ得たいというのが株主のホンネですしね。
社会的認知度がまだ低いからという理由で合同会社ではなく株式会社を選択する方も多いと思いますが、開業率アップを目指す行政の施策とも相まってこれからますます合同会社が増えると想定されます。