Amazonで買うか?、楽天で買うか?
オンラインショップはどちらを利用していますか?
ごちゃごちゃしているのが好きではないので、私は、Amazonの方が多いです。
でも、楽天もごくごくたまに、例えば、プリンターのトナーなどで利用しています。
なので、万年「レギュラー会員」
なんとなく、そんなものかと思っているこの楽天の仕組み。
自社の店舗やサービスで利用できるかどうかと考えたとき、意外に簡単で有効なプロモーションに出来るのです。
楽天ポイントクラブとは?
楽天を利用しない人はわからないと思いますが、要するに、買い物を多くすればするほど顧客のランクが上がり、特典が増える仕組みのこと。
私のようなレギュラー会員には、表にさえ載ってきませんね。
特典を受けるにはシルバー会員になる必要があるようです。
楽天ポイントクラブの素晴らしいところは、特典の魅力とかそんなことではありません。
お店目線(正確にはモールの胴元である楽天側)でみると、以下の画像のように、「あと◯◯円利用するとランクアップするよ!」と教えてくれる点
私は、今月、55ポイント分の買い物をするとランクアップできるのです。100円で1ポイントらしいので、5,500円分以上買えば、来月からはシルバー会員!
シルバー会員の特典が魅力であれば、どうせ買うものを今月買ってしまおうか、となりますよね。
今買う必要がないものを買ってもらうって大変な労力なのですが、いとも簡単に買ってもらうことに成功しました。
楽天ショッピングのようなインターネット上のショッピングサイトであれば導入は簡単ですが、リアル店舗では難しいのではないかと思われがちですが、実はそうでもありません。
前提として、顧客管理が出来ていること、それから顧客ステータスも管理出来ていてないとダメ。
ですが、例えば、回転数が低く客単価が高い小さな飲食店で、常連さんのほとんどが顔の見える関係であれば、アナログでも導入可能です。
ランクアップのポイント(ポイント換算するのであれば)と特典を定め、なんらかの方法で自分のステータスをお知らせし、かつ、あと何ポイント利用でランクアップするかをお知らせする仕組みさえ作れば導入可能。
この楽天ポイントクラブの仕組みの素晴らしさは、顧客ステータスの一部を顧客にお知らせする点。
普通はですね、優良顧客であることはお店だけが知っていて、前回来店日もお店が知っていて、DMや電話などのプロモーションを仕掛けていくわけです。
ですが、ポイントクラブは顧客が勝手に気づいて勝手に啓発されて自らランクアップしようと働きかけること。
この仕組みは、来店回数が低いけれども、落としていくお金が大きいお客様の満足度をあげるプロモーションでもあるのが素晴らしいところ。
普通の飲食店のポイントカードって、ほぼ来店回数で管理していますでしょ。
レジ終わりにスタンプを一つ押すような感じで。
そうではなく、顧客ステータスを管理できる仕組みがあれば、楽天ポイントクラブのように従量制の会員システムを組むことが出来ます。
ですが、システムを組むのって費用がかかりますよ、大変な。
顧客管理システムにかける原資がない。
大丈夫です。
システム屋さんに依頼すると”システムを組むのは200ぐらい最低かかるよ”とか言われますが、ゴールはシステムを組むことではなく、常連さんの更なる来店を仕掛ける仕組み。
似たようなことはアナログでも出来てしまうんですよね。
システム屋さんはお金にならないのであまりそういったアドバイスはしないのですが。
行政書士阿部総合事務所では、創業支援業務の一環として小さなお店の売り上げをあげる仕組み化のお手伝いをしています。
開業支援コンサルタント行政書士阿部隆昭