創業支援界隈に身を置くものとして、以前から考えていることでして。
退路を断った起業だからこそ、経営が苦しいときにも踏ん張れる、とか。
覚悟がないと起業は成功しない、とか。
こういった考え方があることは事実でして。
自分の中では、創業は知識と経験と人脈が大切だと考えています。
もちろん、覚悟を持った起業だからこそ、応援する仲間が集まるといった状況は無くはないですが。
退路を断った、とか覚悟を持ったの何がよろしくないのかと言いますと。
硬直化するからなんですよね。
頭も身体も。
動きが悪くなる。
経営そのものに視点が向かなくなる恐れがある。
退路を断っているのだから戻る場所はない
覚悟を持って起業したのだからなんとしてもやり切らねば
という気負いがそうさせていると思っています。
事実、創業支援の現場ではそういった起業家にはあまり巡り合っていません。
このビジネスいけるかな?
から始まり、柔軟に考えを巡らし、ダメならダメでまた次、という方が”健康的”です。
”失敗”したと思ったら、次だ次!、こう思ってドライにいきましょ。
以前、行政書士あべせんせーチャンネルの中で「ゆるやかな起業」について触れました。
こうありたいですね。行政書士阿部隆昭