日本人が作るのは日本料理
イタリア人が作るのはイタリア料理
フランス人が作るのはフランス料理
ネパール人が作るのはネパール料理
ではなく、
ネパール人の方々は、カレーで入国される方が多いようです。
シェフやコックは、在留資格でいいますと、「技能」というビザで入国します。
平成27年度の入国管理局のデータでは、「技能ビザ」での入国者数は、平成21年以降増減を繰り返しており,26年は25年と比べ330人(16.3%)増加の2,360人。
平成26年における「技能」の在留資格による新規入国者数を国籍・地域別に見ると,
ネパール927人(39.3%)
インド317人(13.4%)
中国311人(13.2%)
タイ171人(7.2%)
4か国の「技能ビザ」で全体の73.1%を占めているのです!
もちろん「技能ビザ」は飲食業に関連するものだけはないのですが、ボリュームでいえば圧倒的にコックさんが多いですね。
しかも。
中国料理では中国人、タイ料理ではタイ人が入国されるケースが多いのですが、インド料理ではインド人とネパール人が技能ビザで入国します。
日本のインド料理店でインド人を見かけることがあまりなく、カレーを作っているのはほとんどネパール人という地域もあるでしょう。
皆さんのお近くのカレー屋さんに行ったとき、コックさんの国籍を尋ねてみてもよいですね。
簡単なことですが、
カレーなどのインド料理を作っているのはインド人ではなく、ネパール人だと知ることも立派な国際交流です。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭