「日本人社員でも研修で苦労するのに、外国人なんて。。ムリじゃない」
外国人雇用のコンサルで相談を受けた企業の採用担当者とお話したのがつい先週のこと。
これまで外国人雇用をしていない中小企業の多くがそう思っていることでしょう。
外国人社員を迎えたときに円滑なコミュニケーションを実現するために私が取り組んでいる3つのポイントをお教えします。
ぜひ、外国人社員とのコミュニケーションの役立ててください。
これなら出来る!外国人との日本語コミュニケーションが上手くなる3つのポイント
1.短く区切って。
2.助詞は省略しない。
3.漢字の言葉は分解して話す。
1.短く区切って話す。
私はあなたにこのプログラムを一週間でマスターして欲しいと思っています。
長いです、この文章。日本人だったら聞き流しながら頭に入る文章でも、外国人には苦手。
ですが、短く区切って話すだけで日本語のコミュニケーションがスムーズに!
私は。あなたに。この。プログラムを。一週間で。マスター。して欲しいと。思っています。
”なんだめんどくさいなあ”と最初は思われるかもしれませんが、慣れれば全く普通に出来ますし、めんどくさいなんて感じることもありません。
ゆっくり区切って話すだけですから。
私たち日本人の英語力に重ね合わせて考えると分かりやすいですよ。中高と、あるいは大学で英語を習ったのに、英語の聞き取りや会話が苦手という方も多いでしょう。私もそうです。
が、ゆっくり、一語づつ区切って話してもらうと途端に理解出来るという経験ありますよね?
ゆっくり話すって外国人相手にはとっても大切なんですね。
2.助詞は省略しない。
「助詞」といっても難しく考える必要な全くありません。
例えばですね。
「私これやりますよ!」
というよりも、
「私がこれをやります」
日本人同士の会話なら同然省略してしまうものでも、外国人にしてみたら助詞がないだけで理解のスピードが落ちてしまうばかりか、理解そのものもおぼつかなくなってしまうのです。
3.漢字の言葉は分解して話す。
例えば、「収集」という言葉がありますよね。書類を取得して集める時に使う言葉。
「収集」は、単に、「集める」といったほうが分かりやすいです。
「集合場所は」という場合も、「集まる場所」
「開店時間は何時からですか?」、よりも、「お店は何時から開きますか?」
と言い換えるほうが外国人には圧倒的に分かりやすいです。
私は国語の専門家でもなければ日本語教育の専門家でもありません。
が、ビザ変更などの業務を通じて外国人と触れ合う中でこの3つのポイントに気を配るだけでコミュニケーションがとてもスムーズになりました。
特に、就労ビザへの変更などは、外国人本人に準備してもらう書類も多く、誰がいつまでに準備するのかを明確にしておく必要があります。
申請取次行政書士の私が、外国人に対して伝えたい事がもれなく伝わっていることが必要。
これは、外国人と一緒に働く上司や仲間でも同じことが言えますよね。
特に、チームでする仕事は一人ひとりが自分の役割をしっかりと認識していないことには精度の高い仕事が出来ません。
外国人と一緒に仕事をしている方には今すぐにも実践できる3つのポイント。
いかがでしょうか?
私たち日本人が外国に行ったときに、”こうされたら嬉しいな”ということすればいいのだから簡単ですよね。
外国人とのコミュニケーションに悩んでいる方は今日から実践してみましょう!
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭