昨日、ご依頼頂いたビザの更新申請が無事許可されましたので、新しい在留カードなどの引渡しにご依頼者様が事務所に訪れました。
以前から当事務所をご利用くださっていた企業様でしたし、考慮すべき事情がありましたので今回に限って特別の金額でお受けしました。
正直なところ、次回はちょっと出来ないなあという報酬額です。
そこで、ざっくばらんに聞いてみました、無事に許可されたこともありますしね。
「行政書士の報酬って、これでも高いですか?」
自分は長く日本に暮らしているので、日本の風習が分かっている、とビザ更新申請の外国人を雇用する外国人経営者様。
しかし、彼らは、日本で出来るだけ節約した生活を心がけ、日本で稼いだお金を現地に送金している身。
行政書士に支払う報酬で十分オトナ一人の一ヶ月の収入にもなる。
そうなると、やはり、高い!となってしまうでしょう、と。
確かにそうですね。
商品やサービスの価格は、顧客が決める
と言われます。
行政書士に限らず、日本で商品やサービスを売り、対価を得て、生活をしている身とすれば日本の習慣を基準にするのは当然。
しかし、クライアントさんの事情も考慮したい。
といっても、あまりに低額では赤字になり、ボランティアになってしまう。
専門職として、個人事業主として、それは出来ないこと。
この状況、わりと多くの行政書士が経験しているのではないかと思います。
課題解決という視点でみると、一つの解決策は考えられますし、ビザ申請が必要な外国人にとっても、外国人労働者の受入先企業にとってもメリットがあること。
次回、その策を提案して実行に移すことが出来るかを経営者にヒアリングしてみます。
外国人労働者雇用にかかわる全ての方にメリットがあるスキームだと思っています。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭