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あなたのご両親は大丈夫?終活を失敗する人のたった一つの特徴|行政書士阿部総合事務所

December 27, 2016
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約 4 分

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”エンディングノートが必要ない人”が居ないように、”「終活」が必要ない”という人もおりません

これまで多くの高齢者と接してきて思うことがあるんですよね。

”高齢者”というのは厳密には正しくなくて、正確には、”高齢者及び高齢者を支えるご家族”ですね。

遺言書が必要かどうか検討したり、エンディングノートを作ったりといったいわゆる「終活」が進まないご家族というのは本当に多い。

年齢や家族構成、財産状況あるいは人との関係から考えて、”もうそろそろ終活を始めないと手遅れじゃない?!”と思われるご家族でも、やる人はやるし、やらない人はやらない。

終活をする人としない人、終活が成功する人と失敗する人とにはたった一つだけ違いがありまして。

 

 

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終活が失敗する人のたった一つの特徴は、先延ばしグセ、です。

 

多かれ少なかれ私たちの誰もが”先延ばしグセ”ってありますよね。

もちろん、私にもあります。

やろうと思ったのに、違うことに目が行ってしまってそっちのけになり、そのうち忘れてしまうとか。

「終活」の場合に先延ばしグセが決定的にダメなのは、先延ばしにしたからといってモノゴトが良い方向に運ぶワケではないから。

でも、これは大抵のことはそうですよね。

先延ばしした終活が失敗するのは、ある時点を境にして急速に終活が出来なくなるからなんです。

その原因が皆さんご存知の「認知症」

私が運営で参加している「認知症カフェ」でも、認知症予防の体操などを行っておりますし、各自治体としても認知症予防に本気で取り組んでいることでしょう。

内閣府が全国の55歳以上の男女に調査した結果によると、認知症の不安を「いつも感じる」と回答した割合は5.7%、「ときどき感じる」が25.3%、「まれに感じる」が28.3%

認知症の不安を抱えている人が多い。

 

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成年後見の仕事をしていると、ついこの前まで元気だった高齢者が急速に判断能力が衰えていく場面に多く遭遇します。もう、ホントにあれよあれよという間に、認知症が進行してしまうのです。

認知症症状が始まる前に終活をスタートしていれば、遺言書を作って自分が思った通りに相続財産を渡すこともできますし、かわいい孫に生前贈与をすることも出来るでしょう。あるいは、家族信託を利用して障がいを持つお子さんのための将来の生活資金を残すような工夫をすることも出来る。

それらは全て判断能力(意思能力)が残されているからこそな訳です。

 

終活を先延ばしにすることで認知症になってしまうと、それらの選択肢がすべて無くなってしまい、家庭裁判所に成年後見の申立をする以外に終活の方法がなくなってしまうこともあるのです。

 

 

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私も、セミナー等さまざまな機会を通して終活の大切さを訴えてきていますが、自分一人でそれを行うのは限界があります。

ですので、高齢者向けにエンディングノートを中心としてサロンを企画しているのです。

高齢者やアクティブシニアの皆さんと一緒に楽しみながら勉強することで、自然と終活に親しんでもらうのが目的。

最初にも言いました、エンディングノートと終活は誰にでも必要です。

財産がなくても、家族がいなくてもエンディングノートと終活が不要な人はいないのです。

終活を失敗する人を一人でも減らすことが出来るように。

終活を先延ばしにするご家族が少しでも減るように。

エンディングノート実践家 解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭

About The Author

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。