ソーシャルネットワークサービスには、ブログやFacebook、twitterなど様々なサービスがありますよね。
それぞれに特徴や役割がありまして。
例えばtwitterは140文字制限の中で気軽につぶやく事ができるのが特徴。
そして、Facebookと違ってtwitterは実名利用推奨とされていないので匿名性があります。
認知症高齢者を介護されている方の中には、自分の身内に認知症患者がいる事を隠したいという気持ちがあるのは確か。
認知症カフェの運営側に立っているとき、何人かの方に実際に聞いたことがあるのです。
「高齢者と一緒にカフェに連れて行ってもいいけれど、この家に認知症の人間がいることを近所の人に知られたくない」
認知症カフェの場合、認知症のご本人に来て頂くのはもちろん、認知症患者を介護されている方々の気晴らしや情報提供という意味もあります。
というのも、認知症カフェでは、地域包括支援センターの職員や保健師などの専門職が相談コーナーが併設されています。もちろん、地域によって異なるのですが、相談コーナーを置いている趣旨はご家族の支援です。
公的機関の専門家とも話をする機会も多いのですが、認知症高齢者を介護している者、精神障害者・知的障害者などを家族に持つ者は孤立することが多く、本人保護もさる事ながらご家族のメンタルメルスケアにも気を配る必要があります。
それでなくとも、ご家族は頑張ってしまいますので。
そんなときに、twitterが使えるのではないかと思いました。
twitterであれば匿名性が保たれますので、ある程度、家庭の状況を明らかにする事もできる。
ソーシャルネットワークサービスというぐらいですから、匿名性があったとしても同じ様な状況の方々と簡単に繋がる事が出来るのがインターネットを利用したサービスのメリット
twitterといえば匿名性が悪用されたり、炎上事件になったりとデメリットが強調されることもありますが、匿名性があるからこそ利用できる場面ってあると思うんですよね。
それが、認知症患者が家にいることを隠しての介護をしている者同士の交流。
といっても、今は、認知症高齢者を介護してる者も高齢者ということが当たり前の時代になってきました。
いわゆる「認認介護」ですね。
東京都北区では平成29年に高齢化のピークを迎えます。
私が委員を務めている北区高齢者保健福祉計画策定委員会でも、北区の高齢者支援のためにこれから様々な事案を検討していきます。
私自身の活動としても、エンディングノートの勉強を中心として高齢者向けのサロン作りを企画しています。
そこでもアクティブシニアの方へ向けたパソコンやスマートフォンの使い方を知って頂く予定。
Twitterの年齢別利用率は、50代で11.7%、60代で4.7%です。http://www.garbagenews.net/archives/2263469.html
サロンでは、twitterの簡単な使い方も講座の一つに組み入れたいですね。
高齢者でもスマートフォンを使ってる人はたくさんいます。介護者の孤立を避ける意味でも、気軽につぶやいて社会と繋がる仕組みはどんどん利用したほうが良いでしょう。
2017年の行政書士阿部総合事務所の取り組みの一つとなりますが、進捗状況は随時こちらのエントリーでご報告します。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭