私の事務所がある東京都北区であれば、『北区ニュース』という広報誌が月に三回も発行されています。
町会や自治会、業者を通じて配布される『北区ニュース」の認知度はとても高いですね。
セミナーに参加された高齢者に聴いてみると、”北区ニュースを読んで”という方が多いですし、役所の方に聴いても北区ニュースは区民にとてもよく読まれているということです。
東京都北区の高齢者保健福祉計画(平成25年から平成29年度版)によりますと、65歳以上の高齢者の福祉サービスの情報入手方法の断トツの第一位が『北区ニュース』です。
福祉サービスなどの情報入手の方法(複数回答)
北区ニュース 56.1%
テレビ・新聞 26.5%
友人・知人・親族 25.0%
掲示板・回覧板 17.1%
テレビや新聞には地域密着の情報は流れていないでしょうから、近くの公民館などで開催している講座やイベントの情報を知るには北区ニュースがとても役に立っているということは間違いありません。
地域の広報誌は、身近な高齢者支援のツールとしても利用できます。
例えば、自分の親が利用できそうな身体を動かすプログラムを教えてあげたり、無料セミナーの申込のお手伝いをしてあげたり。
何も実家に行って話し相手になるだけが親孝行ではありません。
大切なのは、どのような形であれ、親のことを気にかけてあげる。
そういった気持ちの持ちようが大切なのだと思っています。
そのためにはまず出来ることから。
今の役所の広報誌はインターネットから閲覧出来るものも多いです。
『北区ニュース』もインターネットで観ることが出来ます。
”親の近くに住んでいないから親孝行出来ない”
なんてことはもう言えない時代になってきましたね。
インターネット環境があれば誰でも出来る親孝行の方法として皆さんもやってみてくださいね。
行政書士阿部総合事務所 行政書士阿部隆昭