補助金と外国人雇用に強い行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

なぜ私は「Cross-Culture Card(CCC)」を作ったのか|行政書士阿部総合事務所

November 16, 2025
約 5 分

サービス概要

補助金申請サポート

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  LDAM補助金活用診断
(LinkDrive by Abe Method)

カスタマイズしたAIと専門家の知見を融合した独自フレームワーク「AI経営支援型・補助金ナビ&コンサルティングサービス」。自社にとって正しい判断を導き、具体的な戦略の提案をオンライン診断でレポート化します。

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ビジネスアイデア構築から事業計画書策定、資金調達(創業融資や創業助成金等)、人材育成、会社設立・許認可取得までトータルサポート。関連士業など万全の支援体制で安心して創業できます。

ビザ・在留資格手続き

ビザ(在留資格)の取得(経営管理、技人国等)・変更・更新取次手続き等、出入国在留管理町認定取次行政書士として法令に則った申請をサポートします。外国人労働者を雇用する企業のコンサルティングも行なっています。


── 怒らず、責めず、文化を伝える「日本人のための武器」

日本に住む外国人は、いま約350万人。
職場・飲食店・電車・マンション、どこにいても文化の違いに出会う時代になりました。

そして同時に、私たち日本人にはずっと1つ悩みがあります。

「指摘したくても、言えない。」

・注意したらトラブルになりそう
・英語で伝えられない
・そもそも何と言えばいいのか分からない
・相手の文化を否定しているようで気が引ける
・我慢するしかない

この“言いたいのに言えない”というストレスは、
実は日本社会のいたるところで蓄積しています。

私は行政書士として、
在留外国人、企業、自治体、地域コミュニティから
無数の相談を聞いてきました。

文化差の摩擦は、決して悪意ではない。
「言葉の不足」から生まれている。

それが、私がCCCを作る決定的な理由になりました。


■ 1. トラブルの9割は「知らないだけ」で起きている

例えば電車。

・リュックは前に
・車内では静かに
・降りる人が先
・音漏れはNG

日本人には当たり前でも、
海外では真逆のルールが標準な国も多いのです。

つまり、

外国人が「マナー違反をしている」のではなく、
単純に“知らないだけ”。

でも、知らない人にどう伝える?

言語?
説明?
注意?
ジェスチャー?

どれもハードルが高い。

日本人は「直接伝える文化」が弱いから、
結局は“我慢”で終わってしまう。

私はここに「構造上の欠陥」を見ました。


■ 2. 日本人には「伝えるための言語」と「ツール」がない

私は補助金支援や経営支援で、
“構造を見る”ことを重視しています。

文化摩擦を観察すると、
日本人の多くは 「怒る」or「我慢する」 の二択に追い込まれています。

しかし、
本来あるべきはその間に位置する 「伝える」 という選択。

ところが、
日本人はこの “伝えるための言語” をほとんど持っていません。

・適切な英語表現
・相手を傷つけない伝え方
・文化背景を説明する語彙
・瞬時に提示できるツール

これらが欠けているために、
本来なら摩擦にならない場面が、摩擦へと変わってしまうのです。


■ 3. CCCは「怒りの代わりに差し出せるカード」

そこで私は、
100個の日本マナーを和英併記でまとめた
“文化のインターフェース”

として、「Cross-Culture Card(CCC)」を作りました。

目的はただ1つ。

「衝突をなくすための“優しい伝達ツール”を作ること。」

「Cross-Culture Card(CCC)」は、
怒りや不満の前にさっと出せるカードです。

✔ 言いづらいことを言語化
✔ 責めない・否定しない
✔ 英語で丁寧に伝えられる
✔ 「知らない」外国人に対してフェアな説明になる
✔ 気まずさを最小化
✔ 日本人自身が“自分の尊厳を守って”伝えられる

あなたが我慢する必要もないし、
相手を傷つける必要もない。

その間をつなぐ “第三の選択肢” が 「Cross-Culture Card(CCC)」です。


■ 4. これは「日本人のためのツール」でもある

【Cross-Culture Card】by「LDAM」|異文化の違いを“優しく伝える”ガイド|行政書士阿部総合事務所

多文化共生と言うと、
「外国人を配慮しよう」
「日本が変わるべきだ」
という議論がよく出ます。

しかし私はその前に、
日本人が“自分を守るための手段”を持つことが先だ
と考えています。

誰だって、知らない相手に突然注意するのは怖い。

だからこそ

“怒らずに伝える”ための構造を日本人に提供したい。

その思想は、私が開発したLDAM(LinkDrive by Abe Method)と全く同じです。

・反応ではなく選択
・対立ではなく共鳴
・怒りではなく構造

「Cross-Culture Card(CCC)」はまさに、この延長線上にあるツールです。


■ 5. ホーム画面に入れておけば「その瞬間」に使える

「Cross-Culture Card(CCC)」はアプリではありません。
追加費用も不要。
データ通信だけあれば動きます。

Safariの「ホーム画面に追加」をすれば、
スマホのアイコンをワンタップで100フレーズが開ける。

✔ 電車で
✔ 店舗で
✔ マンションで
✔ 公園で
✔ 温泉で
✔ レストランで
✔ 職場で

困ったその瞬間に、
あなたの代わりに“文化の橋”をかけてくれる。


■ 6. これは未来の日本の標準ツールになる

私は本気で、
「Cross-Culture Card(CCC)」のような「文化インターフェース」は
今後の日本社会に絶対に必要になると確信しています。

人口減少・労働力不足・多文化化。
この流れはもう止まりません。

だからこそ、
人の優しさだけに頼らない仕組み
が必要です。

「Cross-Culture Card(CCC)」はその実験的なプロトタイプ。

・怒りの社会から、伝え合う社会へ
・摩擦を避ける社会から、共に暮らす社会へ
・我慢が美徳の社会から、対話を選べる社会へ

そのための、最初の一歩を作りました。


■ 最後に

「Cross-Culture Card(CCC)」は、
「外国人を注意するためのツール」ではありません。

あなたの生活と尊厳を守り、
相手との摩擦を減らし、
お互いが気持ちよく暮らすための道具です。

文化の壁は、
知識と丁寧さで乗り越えられます。

その橋を、私はこれからも作り続けたいと思います。

行政書士阿部隆昭

行政書士阿部隆昭

行政書士行政書士阿部隆昭
創業支援と資金調達に強い東京都北区赤羽の行政書士阿部隆昭。
事業計画書作成支援、創業融資申請サポート、補助金助成金申請、契約書作成、ビザ申請など、中小企業支援業務をメインに業務を行なっています。
業務経験20年の知見をフル活用し、クライアント様の事業運営をサポートします。