家業を承継する、業として営む資格を持っている、好きなことが決まっている。
いろいろな理由でその方の「一業」が決まっている。
私の場合には、行政書士資格者であったので、創業当初は行政書士として開業した。
「一業」は行政書士としての業務。
ですが、行政書士業務といってもとても幅が広く、他人から見れば「何をやっているのかわからない」と言われたことも多かった。
とにかく、頂いた案件は断らなかった(もちろん、受任すべきではない案件は理由を申し上げて謝絶したことは数回ある。)おかげで多種多様の業務を得意分野することが出来た。
遺言書作成や相続関連の高齢者支援業務の件数は少なくなったが、その分、中小事業者支援業務は幅広く深くなった。
創業当初から比べると、「一業」に専念しているという感覚は強い。
私のようにして、やるだけのことをやりつつ徐々に「一業」が決まる場合もあるのですが、いかんせん疲弊することが多い。また、労力だけなく、「一業」が決まるまでの時間がかかる。
これは事業という面ではあまりよろしくない。
専念すべき「一業」が決まるのは早ければ早い方がいいと思っていて。
「一業」を決めることは、他を捨てること。
決める、ってそういうことだからね。
事業だけではない、他のことでもこの考え方で成り立っていることは多い。
取捨選択と言いますでしょう。
取って、捨てて、選択する
のではなく、選択して捨てて、選択して取る、のですね。
順番が大事。
選択するためにはですね、リストアップしなければいけないわけです。
事業でいえば、私には何ができるのか?
リストアップするのです。
何が出来そうで、何が出来なさそうなのか?
例えば、資金も、相応しい土地建物も現時点でないのに、”旅が好き”だからといって観光ホテル事業をやりたい!
やりたい!と思うのは、好きを仕事にの原動力に時にはなりますが、もう一つの要素も考えるべき。
それが、実現可能性。
あなたの好きを仕事に、は果たして実現可能性があるのか?どうか?
気合いさえあれば、勇気と決断力さえあればなんとかなる。
いやいや、何とかなるが一切通じないのがビジネスの世界。
何とかなるは何ともならない。
そう思って頂いた方がいい。
その前に自分には何ができるかをリストアップして、捨てるもの、取るものをきめましょう。
というのが私が言いたいことです。
リストアップの方法はいくつかあるのですが、ビジネスの場面では、ビジネスモデル、というのも大切になってくるところ。
ビジネスモデルとは何なのか?
といった基本的な考え方から、継続的にビジネスを回していく仕組みも解説するセミナーを開催します!
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