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「社員を熱くさせる改革力」ヤフー社長、宮坂学さんの特集記事|行政書士阿部総合事務所

March 23, 2014
約 3 分

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2014年3月1日付けの朝日新聞の『be』に、ヤフー株式会社の社長:宮坂学さんが特集されています。

http://ir.yahoo.co.jp/jp/company/profile.html

 

まったくもって順調な企業かと思っていたんですが、内情はどうもそうではなかったらしく、

「とても同じ会社とは思えない。社長になって二年でそれほど変わった」から始まる記事は、とても読み応えのあるものでした。

 

 

一番大きな変化は社内の雰囲気だ。働く人の目が、発する言葉が、劇的に変わった。

 

すごくないですか。

それを実現したのが、一つはシステムを変えること。

 

・優秀なエンジニアの報酬は一億円
・部下の評価で上司を査定
・異動先を自分で探す制度
・新設の社員食堂は、無料で社外の人も利用OK

前任の社長が作り上げた硬直的な人事管理や保守的な経営方針が災いし、有為な人材が続々流出。
それを経営陣は「去る者は追わず」と受け流し出戻りを禁じた

 

 

この記事の面白いところは、実はこれから。

宮坂さんが執行役員だった2011年10月、ヤフーを退職し孫正義さんからも能力を買われていた村上臣氏が、ソフトバンクグループのプレゼンに立つ。

すると大企業病に侵され、中堅が続々と退社する惨状を切々と訴えた。

 

 

事態の深刻さを知って驚いた孫さんにヤフーの将来を託されたのが宮坂学氏。
社長就任にあたり、社内取締役と執行役員は宮坂学さんともう一人を除いて入れ替えた。

そして。

体制刷新を発表した2012年3月の社員集会。

「まずは辞めるのをやめてくれ」

「出戻りを解禁する」と宣言。

新任の執行役員には、孫さんに直訴した村上氏の名もあった。

どよめきが起き拍手が鳴り止まない。

 

 

記事を読んでいるだけで、その時の様子がどんなものだったか想像できる。

社員の多くが待望していた事が実現した瞬間だったのでしょう。

その直訴を聞き入れてくれる孫さんがいたからこそ実現した改革への第一歩だったのかもしれません。

 

そんな宮坂社長も以前は

「一日26時間働け」

「死ぬ一分前まで働け」と部下を叱咤。

部下に任せても「俺ならもっとうまくできる」と思ってしまう男だった。

 

部下が増えればそんな手法は通用しない、「スタイルチェンジが必要と気付いた」宮坂氏は、個人プレーではなく人を動かす事の大切さをかみしめた、と記事は結んでいます。

 

自分一人でやったほうが仕事が早い、と思う時期は誰にでもあるものです。

人に教えるのって労力も時間もかかるし、ホントに大変な作業。

でも、業務を効率よく拡大するにはどうしても避けられない道ですね。

個人しか出来ない業務が増えれば増えるほど、組織としては弱体化します。

その個人が抜ければ、その個人が担当していた業務を組織として出来なくなってしまう。

組織の構成員がもれなく様々な業務をこなせるのが理想。

誰かが知らなくても、他の誰かがアシストできる、そうなると組織は強い。