再来週のセミナーに備えて気持ちも外見もスッキリしようと美容室に行ってきました。
席につくと、
「いやあ、風邪ひいてしまって笑」
「えっ!、マスクしないんですか?」
「わたし、マスクダメなんですよー、移しちゃったらゴメンね笑」
「病院、行ってるんです?!」
「いや、葛根湯だけ笑、まだ引き始めだと思うんですよね笑」
いやいや移したらゴメンとかそんな話じゃないですよね。
接客業なんだからその辺りはしっかりと体調管理なり、お客さま対応をやってもらわないと困ります。
そうでなくても、風邪で倒れると業務に著しく差し支えるので外出先から戻ったら必ず手洗いうがいを心がけるなど気を遣っているのに。。。
正直言って、お客さまのことを少しも考えていない美容師さんの仕事のスタイルには幻滅しました。
ただこれが、彼女がその美容室のオーナーだったら意識は全く違うものだったとも思います。
大切なお客さまが来店をキッカケに体調を崩したとしたら申し訳ない。
移しちゃったらゴメン、なんて軽口はとても言えないでしょう。
高齢者の場合には、風邪をキッカケに重篤な事態に発展する可能性だってあります。
もちろん、勤務美容師さんでもそのあたりをちゃんとしている方もたくさんいらっしゃると思います。
特に、美容師は人につく、といいますし。
どのような意識で仕事に対峙するかの問題なんですよね。
「じゃあ、今日も無口で行きましょう!」
と提案。
いつもは四六時中喋っている美容師さんも全く話しかけてきません。
たまらず、「今日は温かいですよね~」という問いかけにも、
「そうですね~」としか答えませんでした。
いや、ホントに風邪は困るので。
無口になったらですね、これが驚くことに作業が捗るはかどる!
口数が少ない手数って増えるんだ!
と思っていたんです。
で、終わり際になったときに美容師さんが、
「しゃべらないで切ると速いね!、これはイイや!」
と。
やってみないと分からないものです。
仕事のスタイルを変えるのって難しいですよね、自分で主体的に気づくことは特に。
今回は、ただ単に私が風邪を移されたくないという一心で執った行動ですが、結果的には双方良し。
歴が長いと漫然と仕事をしてしまいがちですが、ときには思い切って仕事のスタイルを変えるのって大切だなあと思いました。
美容師さんもそう思っているはずですよ、きっと。
行政書士阿部隆昭