迷っていることや、知らないこと、友人・知人、公的機関など解決してくれそうな人や組織に相談してみようかな、って思うこと。
ありますよね?
そこから先は二通りしかありません。
相談するのか、しないのか。
迷った挙句に電話をしないほうを選ぶのはナゼか。
考えてみました。
相談のブレーキとなるものはおおよそこのようなことでしょうか。
1・費用がかかる。
2・信用が出来ない。
3・相談先として適切かどうか分からない。
4・時間がかかる。
5・相談したらすぐに終わらないかもしれない。
費用がかかる。だから相談しない。
専門職のなかには無料相談を受けているとこもありますし、自治体の無料相談もあります。
しかし、本当に困っていて、今すぐにでも解決策が欲しいのなら「無料」にこだわる人も少ないでしょう。
ということは、費用がかかる、というのは、電話しないことの重要な要素ではないです。
信用ができない。だから相談しない。
信用というのは問題解決までの道のりを考えて信用できない、というのはあるだろうと思う。
役所など公的機関の相談窓口は、信頼度でいえばまったく問題ない。
しかし、多くの方の意見としては、「役所に相談しても。。。」と思っている。
役所に相談したところで、聞くには聞くけど問題は解決しないというのは体験的に知っている人も多い。
かといって、民間の専門職にしても別な意味で信用できない、と思っている人もいる。
元々知っているとか、知り合いの紹介といったことでもない限り、なかなか相談しづらい事情もよく分かる。
相談、というからには個人情報も明かすことになるでしょうし。
その辺りは、専門職のほうから「信頼してくれ!」と言ったところで、相手がどう感じるかは未知数。
なので、信用できない。だから相談しない。
というのは、重要な要素になってくるし、逆に言えば、一度信用を得た後は何でも相談してもらえる状況にもなる。
相談先として適切かどうか分からない。だから相談しない。
自分が抱えている問題を相談する先として、どこが良いのか分からない。
と言う方はとても多い。
セミナーなどの質問時間に、それぞれの専門職の違いなどを聞かれるのは、その現れだと思う。
確かに一般の方にとっては、どこが問題なのかもよく分からず、どこを解せばあっという間に解決するのかも分かりにくい。
だから相談先が分からずに先延ばしにするというのも分かる。
しかし、信用できる専門職を一人捕まえておけば、それこそ何でも相談できるし、その専門職が解決することが出来なくてもアイデアぐらいは出せるはず。
だから、相談しないことの理由としては弱いかな。
時間がかかる。だから相談しない。
一度こじれてしまった問題を解決するには時間がかかることは当然。
もちろん、相談をする人も冷静に考えればそのことは知っていて。
それでも、「時間がかかるから相談しない」というのは、
その相談よりも、もっと他にかけたい時間がある、というのは実際のところ多いでしょう。
例えば、生活費を稼ぐの精一杯の人は、どうしても問題を先延ばしにしてしまう。
一度問題解決にタッチしてしまうと表面化してしまうから、知らんぷりをして今しなければならないことに時間を使う。
これも分かる。
そんな時でも、一人自分が信頼できる専門職を捕まえておけば、最初の最初だけ時間はかかるかもしれませんが、後はそれほど時間は使わないでしょう。
何度も何度も打ち合わせといって時間を使うのは、無能な専門職か、時間が価値として存在しない役所の仕事以外は普通はありません。
なので、時間がないから相談しない、この理由付けも避けられる方法がある。
相談したらすぐに終わらないかもしれない。だから相談しない。
「費用がかかる」と似たような理由ですが、一度相談したらしつこく電話がかかってきたりするのではないか?と心配になる方もいる。
専門職の場合も役所の場合も、こういったことはまずない。
役所の場合には、むしろ一度問題を把握した以上は継続的なフォローは必要だと思いますが、マンパワー不足ということもあって出来ないのでしょう。
この理由も、相談しないことの理由付けには弱い。
ということは、です。
専門職にかぎらず、コンサルでも、占いでも何でも同じですが、
『相談しない』→『相談してみよう』
に変えるにはどうしたらよいのでしょう。
実は、もうそれは。
信用を得ることしか方法がない
というのが分かります。
肝心の信用を得るための方法についてですが、これまで仕事をしてきた中で分かったことがありますのでまた次回に書きます。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭