現在、東京都北区が主催する「来たKITAオリパラプロジェクト」の一環として「知ろう!チェレンジしよう! オリンピック・パラリンピックで目覚める一人ひとりの可能性」という講座が開催されています。
区民企画講座とのことで、私自身もその企画に加わっています。
昨日は、その二回目。
前回の基調講演に引き続き、今回はパラリンピックに焦点をあてようということでこちらのお二方に登壇して頂きました。
シッティングバレー女子日本代表チーム監督 真野嘉久様
日本車椅子バスケットボール連盟副会長 玉川敏彦様
後半のパネルディスカッションのためにコーディネーターとして元NHKアナウンサーの牛窪万里子様
もっともっとパラリンピックを盛り上げるためにはどうするか?
障害の程度に応じて平準化するためにクラス分けを細かくした結果、種目が増えすぎている現状があります。
真野様もおっしゃっていましたが、このクラス分けをどうにか出来ないのかと。
オリンピックですと、100メートル走って◯◯秒っていうのは凄さがイメージとしてすぐに入ってくる。
しかし、パラリンピックの場合には、クラス分けがなされていて、基準もさまざまなので見ている側には分かりにくい面があります。
といっても、残された身体能力を最大限に活かすという趣旨からすると、細かいクラス分けは仕方がないことかもしれません。
そのようなことを思いながら聞いていたときに真野様がお話しされたのが、シッティングバレーボールの小方心緒吏選手のことでした。
こちらの記事の後半にある「注目選手」です。
春高バレー、有名ですよね。
時期になるとテレビ中継もされますし。
その春高バレーの強豪校である文京女子の選手だったそうなんですね。
しかし、15歳のときに骨肉腫を発病してしまったために、春高バレーに出場する夢は叶うことがありませんでした。
それでもやっぱりバレーボールが好きなので、シッティングバレーボールで活躍されているとのこと。
現在は、東京都北区の職員をされているようです。
玉川様がこのようにおっしゃっていました。
障害には先天的な方と後発的な方がいらっしゃって考えていることや障害に対する想いはそれぞれ違う。
その違いに気を配りながら指導している。
シッティングバレーボールでは、障害のない人も一緒に楽しんで練習をされているそうです。
そういった意味では、障害のある人と、ない人とがスポーツを通して気軽に交流できる場になっているといえるのかもしれません。
お二人の魅力あふれるお話しを聴き終わったとき、参加者の多くがこう思ったはず。
今度はパラリンピックも観てみよう
細かすぎるクラス分けがあるから見ない。興味が湧かない。
そうではなくて、知らないから見ないんですよね、きっと。
種目の背景とか、選手の魅力なども聞けばやっぱり興味わくようなお話しもたくさんあります。
自分も次はシッティングバレーボールと車椅子バスケに注目してみようって思いました。
シッティングですので、飛び上がってはダメなんだそうです。
簡単にいうと、「座高が高い人が勝つスポーツ笑」と真野様がおっしゃっていました。