北区高齢者保健福祉計画によれば、高齢者の社会参加促進の施策の方向性として以下のような提言がなされています。
元気な高齢者は、「サービスの受け手」としてだけでなく、「地域福祉の担い手」 としての活躍が期待されています。
地域における様々な関係機関等との連携を強 めることによって、生涯学習やスポーツの充実、ボランティア活動への参加など、 幅広く多様な高齢者のニーズに応じられる活動の機会や交流の場を提供し、社会 参加の促進を図っていきます。
どうしても、高齢者というだけで、「サービスの受け手」として見られがちなのは致し方ないのかもしれません。
でも、それって、高齢者の「年齢」という側面にしかフォーカスしていないということ。
もう一方で、高齢者は経験に裏打ちされた幅広い知見を持っていらっしゃるはず。
であるなら、ぜひその「知見」を地域づくりに活かして欲しいと思うわけです。
高齢者どうしのスポーツやレクリエーションの交流も大切。
同時に、次世代につながるような社会参加をしたいと思っている方も相当数いらっしゃるはず。
そう感じています。
そうでなければ、夜7時から講座にあれほど多くの方々が集まるわけがない。
ここで問題になるのか、”教えたい人”と”教わりたい人”をどうマッチングするかということ。
先の「地域づくり研修」のワークショップで私たちが直面した課題です。
この分野であれば教えられる。
この分野が知りたい
このあたりさえ上手にこなせれば、地域づくりにももちろん役に立つでしょうし、もっと言えば、高齢者個人の尊厳といった点でも広く深く作用できるはず。
私たちのグループに新聞社の方がいらっしゃいまして。
その方は、「電子掲示板」を提案されていて、なるほどなあと思いました。
街中に設置されている掲示板って紙ベースなので自由じゃないし、情報量もごく限られたもの。
電子掲示板で地域の情報をたえず流せば、「知りたい人」の欲求にはかなり応えられるはず。
知りたい欲求に応えるカタチでの社会参加
やっぱり、誰だって、求められれば嬉しいですよね。
「そりゃ、昔はさあ~」、から始まる長話だっていいわけです。
そこに新しい知見があれば、”次はこんな話し!”、”こっちも知りたい!”ってなるはず。
少しでも前進させるようにアイデアをひねり出します!