エンディングノートを書く目的は、もう一度ゆったりとした気持ちで考えてみましょう。
あなたが買って、完成出来ずにいるエンディングノート。
そもそも、どうしてエンディングノートを買ったのでしょうか?
たくさん並んでいる本の中から、そのエンディングノートを選んだのはなぜですか?
簡単に書けそうだから。
ページが薄いから。
空欄を埋めるだけで楽だから。
一番安い本だったから。
タイトルが良さそうだったから。
エンディングノートを書く、その目的をもう一度、面倒ですが、なぜエンディングノートを書こうと思ったのかを自問自答してみてください。
なんとなくブームらしい、とか。
お友達が書いているから、とか。
いろいろあると思います。
しかし、本当の目的はこうだったと思います。
残された家族が困ることがないように。
不安のない老後のために。
自分を見つめなおすために。
自分と家族。
必ず、ある「人」が不安にならないようにという思いがあるはずです。
エンディングノートを書き残した結果、「人」の不安が解消される。
これがエンディングノート本来の目的です。
「簡単」とか、「安い」とか、「楽」だとかは、今の問題ですよね。
エンディングノートを作っているあなたが楽だからエンディングノートを作るのですか?
残された家族が困らないように作るんですよね?、本当は。
今、簡単で安くて楽で、つまり今自分が、負担なく作れるかどうか。
実は、多くの方がこの視点でエンディングノートを選んでしまっているのです。
知らず知らずのうちに。
”エンディングノートなんて、法律文書じゃないんだから何でもいいじゃないか?”
そうおっしゃる方もいるのも知っています。
私はそうは思いません。
正しいエンディングノートの書き方はありますし、エンディングノートはこうあるべきといった内容があって当然。
そう考えています。
皆さんがもし、エンディングノートをこれから買おう、買い直してみようと思ったら、ぜひ買う前に一度止まって下さい。
そして、一瞬だけこう考えてからレジに持っていってください。
これ、簡単に書けそうだからレジに持って行こうとしたけど、そもそも簡単に書きたいんだっけ?
これ、安いから買っちゃおうと思ったけど、待てよ、安いからいいんだっけ? 家族が困らないためにワタシ書くんだよね。
これ、空欄を埋めるだけで良さそうだけど、ん?、これを埋めるだけで本当に家族が困らないの?