事業とはなんですか?
と創業セミナーで聞かれることも多いです。
経営とは?
プロとは?
といったことについて考える機会があったので、ごく簡単に私が思っていることを書いてみたい。
経営とは、事業を継続すること。
プロとは、その事業でお金をもらうこと。
経営とは?
と聞かれた場合に、それは事業を継続して回すことであって、「経営者」とは、経営をする主体に他なりません。
したがって、経営者とは、会社組織の代表者であることも不要ですし、個人事業主開業届を提出しているかどうかも経営者の要件ではありません。
ですので、あることを事業として捉え、そこで収益が発生し、それを続けているのであれば、その主体は経営者です。
経営者である以上、年商100億円企業の経営者も、年商10万円の個人事業主も、経営者という括りで言えば完全に同列です。
事業規模の違いはあれど、同じ経営者である以上、尊敬の眼差しを持って対峙するべきでしょう。
また、プロってなんですか?
ということもよく話題になることも多いです。
特に私は行政書士という専門職ですし、プロとして報酬をもらうことってどういう意味だろう、と考えることも多い。
その商品やサービスを提供することで報酬を得ているのであれば、それはプロと言うべきだと思っています。
もちろん、経営と同じように、プロにもレベルがあります。
しかし、報酬を得ている以上、それはプロ。
プロの◯◯です。
と、他人に伝えるときになんら恥じる必要などありません。
ただ、プロと認識される以上、そこにはどうしてもプロとしての責任が発生することは注意したいところ。
お金をもらっている以上、プロとしてクオリティーの高いサービスを提供しなければなりません。
料金が安いから、サービスの質も低いです。
ということは、実は、私たちのような専門職の業界では割と普通にあること。
ですが、本来ならそれではいけないわけですよね。
経営者が他の経営者と話すとき、プロが他のプロと話をするとき、あくまで同列にあるものとして最低限の尊厳を持った態度で臨んで欲しいと思っています。
解決支援コンサルタント行政書士阿部隆昭