こんにちは。
スープストックトーキョー、利用されていますか?
美味しいのもそうなんですけど、スープストックトーキョーって独特の居心地の良さを感じます。
全部がそうじゃないと思いますけど、エキナカにあるところだとかなり狭いですよね。
でも、それほど窮屈さを感じない。
なんで?
スープが美味しすぎて?、狭いのを忘れちゃう?
いや、ホント、そうかもしれません。
遠山正道社長が立ち上げたスープストックトーキョー。
その事業立ち上げ企画書がA413枚のストーリー仕立てになっていたということは知りませんでした。
企画書の作成というと、多くてもA4で3枚、出来ればA4サイズ1枚でコンパクトにまとめましょう、というのが一般的。
全文を読んでみた感想は、さすがに良く出来ている。
枚数とか関係なく読み進めることができます。
その企画書で明らかにされているスープストックトーキョーの「本当の狙い」とは、『感度を共有した組織・顧客・パートナーの確立』といったものでした。
サザビーを例にあげていたのですが、
サザビーという共通の感度をもった組織の集合体が確立されれば、それを分母として、分子にはバッグやレストラン、アイテムなど時代や会社のキャパに応じて変化していける。その共通の感度が出来ている間は、非常に強く結びついた需要と供給を一緒に持ってしまったことになる。
すでにある総合体としているのは、ナイキ、無印良品、東急ハンズ。
無印良品好きな人って、すごい好きですよね。
服から食材や家具まで、家の中のほとんどの商品が無印良品になっている状態。
これが、感度を共有した状態といっていいのだと思います。
無印良品という分母を起点にしてさまざまなカタチの分子が生活を取り巻いている。
スープストックトーキョーも、目指すところの分母は確立出来つつあるのでしょうね。
すでに、分子がこのように育ってきています。
遠山社長関連のリンクを貼っておきます。
どれも興味深いですが、牛尾会長の書評からどうぞ。
遠山正道『スープで、いきます―商社マンがSoup Stock Tokyoを作る―』