おはようございます。
孫を守る専門家行政書士阿部隆昭です。
独り身の高齢者や、障害を持つお子さんがいる親御さんといった状況にある方の将来の不安を解消するものとして任意後見契約があります。
聞いたことがある人のほうが珍しいのかなと思います。
新しくできた制度だから、皆さんがあまり知らない。
ということではなく、
契約の方法が難しい
費用がどうしても高額になってしまう。
任意後見契約にまつわる契約は実はとても難しい。
それとセットでする契約も組み合わせの仕方が難しい。
なので、契約書作成費用、相談費用というのがどうしても高額になってしまうのです。
もちろん、それに見合った作業はしています。
成果として出来上がったものは、契約書という紙だけなのですが、そこには多くの知見を盛り込んでいるわけです。
そして、それだけのことをするだけの強大なメリットが任意後見契約にあるのは確か。
親なき後問題
こういった、「問題」が問題としてあることすら普通の方は知ることがありません。
例えば。
あなたには、障害をもつお子さんがいるとして。
面倒をみているのは、あなた一人。
もしも、あなたが先に逝ったとしたら、その先、この子はどうなるだろう?
お金だけ遺せばどうにかやっていけるだろう、というものではない。
あなたの葬儀だって、なんとか喪主として執り行ってくれるだろう、という期待もしにくい。
正直、自分の身の回りの世話さえ満足に出来ない人に皆が集まる葬儀でうまく立ちまわることなど想像出来るだろうか?
出来るわけもない。
子どもの将来。
自分の老後や、死後のこと。
これらの不安の塊が常にのしかかっているとしたら。
そしてそれは、時間が経つごとに現実のものとなることがわかっている。
「誰か!、助けて!」
って言います。
でも、誰に言ったらいいかわかりません。
空に向かって手を差し伸べた所で、握手をしてくれる人などいないのは明らか。
どうでしょう。
八方塞がりになります、私がこの状況だったら。
端的に言えば、これが親なき後問題です。
なんだ、自分には関係ないハナシか
と、思う方もいらっしゃるでしょうし、
これを商機ととらえ、様々な金融商品を提案する人もいるでしょう。といいますか、事実いる。
ただ、私は専門職なので、そういったご依頼を頂いた場合、依頼者の執るべき方法の最適解を探すわけです。
金融関連のお仕事をしている一部の方のように、商品を売りつけてオシマイっていうわけにはイカンのですよ。
コレをこうしたら、こうなって。
順番としては、ココから先に手当して。
そのためには、コレをやらないと。
といった具合に俯瞰視する作業をするわけです。
全力で。
ココ最近は、お昼を食べる事も忘れます。
食欲がないのでは決してなく、食べようという気が起きないというのが正しいです。
ただ、これが終わると何が起きるかというと。
依頼者さまが手に入れることが出来るのは、安心感です。
お子さんの将来は大丈夫
自分の老後も安心
親なき後問題で希望が持てない状況にある方に、他の選択肢を提供していきたい。
執るべき方法が何かさえわかれば、少しは希望が持てます。
何もない、そう思ったら、それこそが絶望。
どこに相談したらいいかわからない。
だから、金融機関に行ってみた。
あなたの状況を変えられるような方法は一つもありません。
そう言われたら、目線は真下で自動ドアを出るでしょう。
いや、それだったらまだいい。
そういった状況に置かれていることをいいことにして、ある金融商品を勧められ、自分には必要もない高額な契約をしてしまう人もいる。というか、事実いる。
商売だから、単なる。
その人のためを思って、なんて頭をひねる必要もない。
自分の会社の商品に当てはまる「お客さん」がどうか?
判断基準はそう。それだけ。
でも、そういうわけにはいかんのですよ。何度も言いますが。
自分は専門職だから。
倫理的にそういった姿勢で臨むことは出来ないし、そういう風に生きろとも親から教わってない。
相談さえしていただければ、何らかの方策を見つけられる可能性が高い。
もしも、親なき後問題に悩む方がいらっしゃったら、ぜひご相談頂きたいと思います。
私が専門職になろうと思ったのは、
助けの手を差し出している人と、しっかりと握手して、そして引き上げる。
これをしたいから。
そのために勉強もしてきたし、経験も積んできた。
今一人、ある親なき後問題を抱えた方が、その場にいらっしゃいます。
確実に握手をして、そして別のステージに引き上げます。
不安さえなくなれば、毎日をもっと豊かに、そして長生きできると思うから。