クローズドなイベントなので、日時・場所等は告知することが出来ないのですが、
2月中旬に、とある精神障がい者施設において「親なき後問題」の講座を開催します。
以前、精神障がい者サポーター養成講座に参加したときのこと。
登壇された精神障がい者の方が、
「親がいなくなったときどうしよう?」
ということをおっしゃっていました。
親なき後問題というと、親の側、
精神障がい者の子をもつ親御さん
発達障がい者の子をもつ親御さん
知的障がい者の子をもつ親御さん
の問題がクローズアップされがちです。
ですが、将来の不安を抱えているのは親御さんだけではなく、ご本人も同じなんだと理解しました。
であるならば、その不安に応えるような講座形式の場を持たせてもらおうとその場で思い、すぐに施設側にアプローチ。
講座の設計も私の中ではそのときに決まっていまして。
暗闇の灯りを照らすような
ちょっとわかりづらいですかね。
「親なき後問題」の「問題」って何が問題なのか?
親なき後問題を解決するには何をしたら良いのか?
今のうちからやっておくべきことはあるのか?
親なき後問題を放ったらかしにしておくと将来どうなるのか?
徒に不安を煽るのではなく、現実的な話しをさせて頂こうと思っています。
実は、理念など観念的な話しは、とても好きです、私。
理念っていうと、バカにする方もいらっしゃるのですが、大切なことなんですよ。
その方の考え方、行動の基本となるものだから。
でも、ですね。
理念だけでは明日のご飯は食べられんのですよ、残念ながら。
昔むかし、母親の手伝いで編み機で遊んでいる頃。
中学生の頃かな。
教本でカッコいいマフラーを見つけて自分で編んでみたんですね。
フワッとしておシャレですごい気に入ったんですよ、完成したときは。
でもですね。
実際巻いてみると、寒いんですよ。
粗いゲージの隙間から冷たい風が通り抜けて首に直にくるんです。
確かにオシャレに決めたいとき(中学生の頃なのでそんなときはないのですが笑)は、そのほうがいいですよね。
でも、暖かいものが必要なときは、フツーのマフラーがいい。
理念などのフワッとしたものはときに必要だけれども、
現実的なものが欲しい時もある。
ですので、
親なき後問題にすぐに使える
親なき後問題の不安が今日消える
といった即効性の内容でお話しようと思います。
選択肢が一つもないと思うと、ヒトは絶望します。
無意識にエレベーターで屋上に行くこともあるでしょうし、駅でキップを買うこともあるでしょう。
私の同級生は江戸川の濁流に向かって歩いていきました。
中学生の頃です。
お先真っ暗、もう一歩も進めない
そんな状況でも、たった一つでも方法が残されているなら、違う道に進むことができる。
エレベーターにも乗らず、ホームにも向かわず、川の中に入ろうとは思わない。
その方法を提示したいんですよね。
将来、親なき後問題に自分がぶち当たって、けれど、誰も相談する人がいない。
これ、もう自分ムリ
って、もしもなったとき。
そういえば、昔、行政書士の人が来てなんか言ってたな
って想い出してくれればそれでオッケーだと思っています。