先週から始まったヒルフェの成年後見基礎研修の第二回目は、憲法人権(高齢者、障がい者等の権利擁護)、民法(財産法、相続法)でした。
講師は、明治学院大学の非常勤講師もされている大塚正秀先生。
メイガクは、むかーし、一回だけキャンパスに遊びに行ったことがある。
都会にあって、オシャレなが学生がいっぱいいて、洗練された感じだったなぁ。
初回のガイダンス的な内容とは違って、講学的な内容。
こういった講義は、好きです。
そもそも憲法はなんのためにあるのか?
観念的なことなんですけど、ココって重要なんですよね。
法律系の資格試験受験者なら誰でもとおる「宴のあと」や「京都府学連事件」、「前科照会事件」を題材にしながらプライバシー兼などの新しい人権を学びました。
『成年被後見人の参政権』として平成25年の成年被後見人の選挙権を剥奪する公職選挙法の違憲判決の判旨を分析。
日本国憲法の制度趣旨や成年後見制度を、国がどう捉えているのかがロジックとして納得できます。
これぐらいの説明がスラスラと言えるようだと、一般の方に対しても専門職として納得させるものがあるんじゃないかな。
後見実務により近寄ったところですと、治療行為に対しての同意についての講義もありました。
個人的に嬉しかったのは、立憲主義あたりですね。
もともと、憲法と民法は好きですし、最近話題になることが多いですよね集団的自衛権に絡めた「解釈改憲」。
次回は、より実務色の濃いものとなりそうです。