資金調達と外国人雇用に強い行政書士阿部総合事務所

認定経営革新等支援機関(中小企業庁)

『ストーリー・セラー』有川浩|行政書士阿部総合事務所

June 29, 2015
約 3 分

サービス概要

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ビザ(在留資格)の取得(経営管理、技人国等)・変更・更新取次手続き等、出入国在留管理町認定取次行政書士として法令に則った申請をサポートします。外国人労働者を雇用する企業のコンサルティングも行なっています。

 

彼女は頷いた。

顎に決意の梅干しができている。

 

 

たまたま行った図書館の「今日返却された本」コーナーで50冊ぐらいの中から手にとった一冊。

まず、表紙とタイトル文字フォントに惹かれました。

有川浩さんは初めてなので、どんな作風だかも知りません。

 

他にも、有名作家がずらっと並んでいたのですが。

どうしてだろう、本との出会いはいつだって不思議。

 

思考することと引き換えに命を失っていくという奇病「致死性脳劣化症候群」を患ってしまった主人公の妻。

治療法はなし。

延命策は、唯一、考えないこと。

 

病院での診断の場面のあとは、二人の出会いへ。

会社の上司と部下。

上司の彼は、小説を「書ける側」を目指していて挫折し、今「読む側」にいるひと。

病気の彼女は、小説を「書ける側」の人。

でも、出会いの場面では、それに気づいていないし、気づこうともしていない。

 

社内持ち込み禁止の彼女のUSBメモリの内容を彼が見たときから二人のストーリーは動き出す。

 

有川浩さんの文章、好きです。

図書館にいるうちに、パラっと読むつもりが、つい引き込まれた。

文中の彼の言葉を借りれば、そう。

 

一行目から吸い込まれた。

するすると目が文章を追う。

いや、目が文章に吸い付いて離れない。

文章に連れて行かれるようにー意識が持って行かれる。

 

 

あっという間に読み終えることができました。

おもしろいし、泣けるし、考えさせられる。

 

自信をもってオススメできる小説です。

読んでよかった。