あなたには野望がありますか?
ゆとり世代、さとり世代と呼ばれ、一見満足しているように見える現代の若者の中にだって、自分の人生を変えたいと思っている人は意外と多いのではないでしょうか?
あふれかえる「自分よりすごい人」の情報に怖気づくあまり、満足しているフリをして、一歩を踏み出すことから逃げている人は少なくないように思います。
はあちゅうさんの『半径5メートルの野望』にあった文章です。
なんとなく気にはなっていたのですが、著作を読んだのは初めて。
あふれかえる「自分よりすごい人」の情報に怖気づくあまり、満足しているフリをして、一歩を踏み出すことから逃げている
この一文がとても気に入りました。
全くそのとおりで、私たちが何かをしようと思うと、必ずと言っていいほどその分野には優れた先達がいる。
どうしようもないぐらい先行していて、とても追いつけないし、どうやったらそのレベルまで達するのだろうと途方にくれる。
そして、
「自分よりすごい人」にならなくても別にいいや
とか、
単に長くやっているだけでしょ。でも、「自分よりすごい人」には敵わないや
と思ったり。
私が初めて人前でセミナーをしたときの参加者は60名弱。
北区役所主催の遺言書セミナー
北とぴあのホールでの開催。
60人の前で話すって、結構おっかないですよ。
ほんと、怖気づく、みんなこっち見てますからね。
これがその時の画像!
区役所の方に撮って頂いたワンショット。
とても気に入っている。
北区に住んでいる方だったら分かると思いますが、北とぴあのホールで講演したっていうとビックリされることが多い。
遺言書がテーマだったので話す内容には自信もあったし、何を聞かれてもその場で答えることが出来る自信もあった。
しかし。。。
セミナー自体が初めて
始まる前に緊張して吐き気がする、なんてことは今は全くない。
場数を踏んできた経験だけがそうさせる。
セミナー講師業界には、それこそ「自分よりすごい人」がわんさかいる、すごい経歴の人がたくさんいる。
自分はセミナー開催なんてしたことがないし、
話すことにも自信がないし、
他にもっと「自分よりすごい人」がたくさんいる。
だから、
今回は遠慮して、少しづつステップアップして、その時がきたら今度は講師でお話させてください。
と、逃げていたら、
永久に「その時」は来なかったと思う、というか間違いなく来ていない。
少し無理目でも、
やります!
できます!
と、「自分よりすごい人」に怖気づくことなく、立ち上がって手を伸ばしたからこそ、欲しいものが取れたと思っている。
実は、今も、「自分よりすごい人」がうじゃうじゃいる分野で欲しいものを取りに行っている。
先達があまりにもすごいので、
本当は。。
これはどうなんだろう、自分、大丈夫か?
と思うこともある。
けれども、怖気づくことなく、そして、徒に突っ込んでいくのでもなく、淡々と挑戦していきたい。
以上が、はあちゅうさんの、『半径5メートルの野望』を読んでの感想です。
Amazonでは低評価も多いですが、いい本ですよ、とっても。
他人の評価はどーでもいいので、自分がどう思うか、何を感じるのか。
お薦めです。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭