ある方の勧めで「カバチタレ!」を読んでいます。
これまで読んだのは第1巻から第3巻まで。
普段マンガを読むことがないので、業務の参考にでもなればという軽い気持ちで読み始めたのですが、これが面白い!
ひょんなことから行政書士本職の仕事ぶりに触れ、行政書士を目指す田村くん。
先輩方に厳しく指導される際のちょっとした言葉が実務の参考になる。
物事のカラクリに気づくか気づかんか こればっかりは才能じゃけん
法律実務家なら身に沁みて知っていること。
直感とは違うし、経験の積み重ねだけでも備わるだけでもない、まさに才能だなあ。
物事のカラクリというのは、複雑に絡みあった事案のほぐし方と言い換えてもいい。
昔から、私はそれが得意だった。
自分でそう思っているのではなく、よく同僚や取引先から言われていたことなので真実だろう。
才能は、あると思っている。
客ちゅうのはワシらの言うたことを手放しで信用するもんなんで、専門家の一言ちゅうのは重みが違うんじゃ
行政書士本職となったときに最も意識したのはコレ。
自分の名前で仕事をするのと、行政書士会に登録はしたけれどもボスの下で勤務行政書士として活動するのとは、それこそ天と地ほど差がある。
そしてこれは、独立して初めて分かることで、勤務行政書士の時は「独立しても大して変わらないんじゃない?!」と思っていたりするほど、独立しないと実感が沸かない。
専門家の一言は重みが違うというのは、日常的に感じています。
日々、前進ですね。
求めとんのはお前の観察力なり分析力でつかんだ解決の突破口なんじゃ!
知識一辺倒で取り組もうとして失敗する田村くんに向けて放った先輩の一言
観察力や分析力は、コンサルティングの際に必要とされる能力
これも実戦で使えるようになるには、多くの経験が必要となる。
幸いにして-当時は、最悪の状況だと悲観していたが-自分は修行時代にとても多くの経験をさせてもらった。
家族信託や任意後見のアレンジ、不動産関連の実務や知識、関連業務のコンサルティング能力などが備わった。
意外に、といってはアレですが、読み応えありのカバチタレ!第1巻は、行政書士としての心意気といったものが伝わってきました。
行政書士という職を誇りをもって極めていこうと思ったのも事実です。
行政書士阿部総合事務所
行政書士阿部隆昭