売れているということなので、読んでみました。
「ゼロ秒」と「思考」 タイトルに惹かれますよね。
「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」という副題がついていますが、この本で言いたいことも実にシンプルです。
それは、
イメージと感覚をメモに残しましょう
私たちは、何かの考え事をするときに長々と考え続けてしまったりしますよね。
誰もが無駄だと知りながら抜けることができない習慣。
しかし、イメージと感覚を言葉にすることで、ダラダラと考える習慣から抜けることができる。
そうはいっても、言葉の持つ意味あいは人によってそれぞれ。
「全力で」という言葉を使った場合に、「全力」具合は人によって違う。
死ぬ気でガンバルことを指すのか、いつもよりガンバル程度なのか。 そういった「言葉の揺らぎ」についても、理解することも必要。
なぜなら、「言葉への鋭い感覚を持ち、その場にあった的確な言葉使いをする人の話は非常にわかりやすい。定義が明確で何を言っているかがよくわかり、一つひとつの説明が抵抗なくすっと頭に入ってくるからだ。」
メモを書くと腹が立たなくなる
メモを書くと急成長できる。
といったメモ書きの効用を掲げながら、
各行を長めに書く
書く順番は気にしない
メモは毎日10ページ書く
といった技術的な話につながります。
タイトルから連想し、何らかの「思考法」を期待して本書を購入すると期待はずれに終わってしまうかもしれません。